こんにちは。 gujiの高階です。

先日、セールスディレクターの立場から、実際の配色の組み合わせや柄の設定を行っている山口氏に、毎期恒例のJoshua Ellis(ジョシュア エリス)の説明会を開催して頂きました。

山口氏には、今やJoshua Ellisの展開だけでなく、garoh(画廊)での参画も行って頂き、もう少しで届くgaroh coat01の生地を提供をして頂いています。

また先日のgarohの会合にも出席頂き、もはや切っても切り離せれない関係と勝手に思い込んでおります。

自分で仕入れてる為、一度説明も受けているのですが、毎年山口氏のこの説明会からJoshua Ellisが、今年の冬が始まる感覚があります。

山口氏が、今年は何処に注目し、どんなインスピレーションを受け、何を目指しているのか。
また、氏の過去のアーカイブと今の感覚をどのように融合させて、お客様に何を伝えていきたいのか、、

メンズレディース関係無い、ジェンダーレスなアイテムですので、ジェンダーを超えた感覚を、言葉巧みに説明して頂きます。
とてもとても勉強になるのと、僕にとっては冬の自分のスタイルの感覚をより研ぎ澄ませられる瞬間でもあります。

山口氏ほど巧みな説明は出来ませんが、ある程度揃ってきましたので紹介したいと思います。

このブランドのクオリティは言うまでもなく最高峰ですので、どの柄に氏のメッセージを感じ、その配色の魅力に引き込まれるのか自分に問うてみてください。

今年の全体的なテーマは、モードよりなトラッド。
人工的で、少し冷たいカラーを意図的に取り入れ、それをトラッドベースに差し込むことで、モダントラッドをシャープに表現しています。

ベースに新色のアイボリーで柔らかさを表現し、コンクリートグレーであったり、透明感のあるライムグリーンなどを差し込むことで、クールで落ち着いた表情で仕上げており、個人的にはモード感の強目の配色だと思っています。
氏は、常々MARNI(マルニ)など、ハイブランドの色の使い方に注目されています。
MARNIは楽しさや元気な色の使い方がとても巧みで、こう言った良いものをジャンルレスで取り入れていく姿勢は、僕がgarohを立ち上げたきっかけにもなっています。

コンクリートグレーは今季の代表的な配色で、無機質で冷たくどこかクールな雰囲気が、gujiが取り扱っている商品群などの差しになることは間違いありません。
この柄は、モードなスタイルにはすんなりハマりますが、敢えてドレスよりなスタイルに取り入れるのがgujiの着こなしです。
是非、試してみてください。

MODEL：Primary Black Watch
MATERIAL：カシミア100％
SIZE：190×70(cm)
PRICE：75,900yen
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トラッドな柄として有名なブロックチェック。
これを、よりモダンに持っていくのが、山口氏の凄いところです。
ターコイズにカーキグリーンを組み合わせ、ワークやミリタリーな雰囲気をモダンに表現しています。

すべての柄に言えるのは”どこか冷たい”こと。
様々な特徴のある色を巧みに組み合わせ、ドレス、ワーク、ミリタリーなどに関連性を持たせ、そこにテーマである冷たく感じる色を差し込み、落ち着いた印象にしています。

これだけ色があればポップに見えてしまがちですが、色のトーナルも意識した組み合わせが、天才としか言いようがありません。
これを身につけた際に、その方のスタイルを昇華させ、その人のイメージまで決定づけるようなものばかりです。

まずは、ストールのベースのカラーと自分のワードローブを照らし合わせてみて、それから決めてみてください。

MODEL：3COLOUR BLOCK CHECK PANE
MATERIAL：カシミア100％
SIZE：190×70(cm)
PRICE：75,900yen
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高級感を感じるキャメルをベースに、オーセンティックな配色の中にイエローやペールグリーンをペンで差し込むことで、スポーツを感じる軽さを取り入れています。

昨今、セットアップ需要は増しています。　ジャケット+ウールパンツのセットアップにスニーカーのスタイルは良く見かけるようになりました。
それを、ストールで表現したのがこれです。
反面、クラシカルドレスなスタイルに差し込むと、それは良い差し色になってくれます。

どちらのスタイルもされる方は増えていると思います。
そんな日常のスタイルに無理なく合わせが効く配色で、モダンな大人の勝負ストールになってくれるはずです。

MODEL：TARTAN CHECK
MATERIAL：カシミア100％
SIZE：190×70(cm)
PRICE：75,900yen
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今回のコレクションで一番アイコンカラーが、このコンクリートグレー。
冷たさクールさシャープさを兼ね備えながら、トラッドに映るレッドを差し込む、このあるようで無い配色は、個人的に一番刺さった柄です。

この２色は、モードよりな背景がベースで、トラッドな色を巧く取り入れ、偏ったイメージにしていません。
どうしたらこんな配色を狙って出来るのか、僕には理解の範疇を超えています。
感覚的にも、単純に良いというのもありますが、狙ってこの表情を作り上げることはなかなか出来ることではありません。

勿論、ベースにあるカシミア素材の良さがそれを際立たせてくれるのですが、それさえも狙っているかと思います。
氏の話を聞くと、毎日のリサーチがそれを研ぎ澄ますのだとか。。

当たり前の日常にある色柄から影響を受けるのは、僕がビジュアルを担当していた時に常に意識していました。
道路、家、看板、車、人、自然などなど、影響を受けるポイントはそこらじゅうに転がっています。
ですが、それをストールの配色に持っていける氏のスキルは唯一無二だということは間違いないでしょう。

是非、その世界を自分のスタイルに取り入れてください。

MODEL：CHECK
MATERIAL：カシミア100％
SIZE：190×70(cm)
PRICE：75,900yen
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スタイリングをする上でベーシックと言われる、モノトーン、ネイビー、ブラウン。
それを単色で表現し、その裏にはオーセンティックな柄を重ね合わせたダブルフェイスのストール。

単純に２枚付いているような生地ですので、使用しているカシミアの分量も増えます。
こう言ったドレスよりな柄にベーシックなカラーを入れることで、よりドレスよりな印象ですが、それをレディースのスタイルに取り入れるスタイルも最近は注目されています。

ドレスなスタイルに足し算をした組み合わせ、モード寄りなスタイルに掛け算をした組み合わせ。
どちらも素敵ですが、やはり自分がどう見せたいのかが一番大切に感じます。。

MODEL：D Face Check×Plain
MATERIAL：カシミア100％
SIZE：190×70(cm)
PRICE：101,200yen
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