2023F/W MARNI(マルニ)

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オンライン担当の西出です。

先日のbalconeブログでも報告されていましたが、私もMARNI(マルニ)が日本で行った初のランウェイコレクションを拝見してきました。

前回ニューヨークで行われたショーを皮切りに、どうやら開催地をどんどん変えていく構想の模様。

「トラベルショー」

次はどの都市で開催されるのか楽しみだな・・・と思う反面、もしかするとこれからイタリア出張の際に拝見することができなくなるのかな・・・とも思いますので、なんとなく複雑な心境です。

会場は代々木第二体育館。

非常に小さな体育館でして、アリーナはバスケットコート一面分を取ることが可能な円形のフロアになっています。
↑は入場するために行列に並んでいる最中の模様。
結構な長蛇の列で、会場にたどり着くまで20分くらいかかったかな・・・と。

中に入るとMARNIのロゴが描かれたフォトスポット?が。

私たちは二階の座席が確保されています。
ブロックのみが指定されており、その中であれば自由に席を選べる感じです。

一階はタレントやVIPなど、より重要な顧客が招待されています。

ショーが始まるまではいわゆる大人の社交場といった趣に。
残念ながら私たちは一階に降りることができませんでしたので、間近でタレントを拝見することは叶わず。
ちょっとしたニュースを仕入れることも、パパラッチ根性を発揮することも叶わず・・・です 汗

演奏家の方が入場し、センターの和太鼓の音とともにショーがスタートします。

今回のコレクション、正式なテーマはわかりませんが、レッドとイエロー、ホワイトとブラック、オーバーなシルエットとタイトフィットという対照的な組み合わせで表現されています。

会場がホワイトに、演奏家の方達も皆白い衣装を着られていて、舞台装置としての機能が統一されている感じ。
どうせなら譜面台も白くしたらいいのに・・・と思いましたが、これは演奏家の方の私物なのかもしれませんし、後半モノトーンの提案になるので、それはそれでアリ・・・ということなのかもしれません。

円形の会場をモデルの方が歩き回ることでさまざまな角度から見ることができるように構成されており、シンプルな一本ランウェイとは違った趣に。
会場に合わせたプレゼンテーションのアイディアを楽しむのもショーを見る楽しみのひとつです。

ショーピースはリアルなファッションとは違ったベクトルの表現なので、どちらかというと演出を楽しむのが私たちのような販売店には重要なのかもしれません。

スタイルは黄色15体、赤15体、白17体、黒17体の合計64ルック。
圧巻のコレクションとなりました。

以下、VOGUE RUNWAYから↓

Risso is a musician, and learning how to play the cello over the pandemic taught him that hard-won discipline is creatively rewarding. It’s about achieving a composition that balances rhythm and rigor, “the pause and the note.” Making clothes is about giving life to objects “that have a harmonious, pleasant sound.” He knows the power of music as a great equalizer, and his consummate showmanship came once again to the fore tonight. Musical director Dev Hynes envisioned a soundtrack performed by the Tokyo Chamber Orchestra, whose musicians were all dressed in the same paper that covered the arena’s floor and podium.

White, of course, is a non-color that speaks of absence, but also of clarity. It is a carte blanche on which new words are ready to be written. Wrapping the arena in white paper spoke of a desire for simplicity, for reducing noise and distractions. But Risso is no minimalist, and even if he preached rigor and linearity, the collection had presence, density, and punch.

He traded his usual slightly bonkers decorations for starker, elemental graphics, and reduced the palette to a few saturated primary colors: yellow and red playing against white and black. Every look was an all-over proposition, and for both men and women in the mostly local cast (plus Marni favorites like Paloma Elsesser and Angel Prost), silhouettes alternated between slender and form-fitting and bulky and bulbous.

Tailoring was offered in oversized versions, and knitwear, a Marni forte, had fuzzy mohair surfaces, as in the jumbo round-cut piuminos that were among the collection’s standouts. The swirling, magical motifs of sirens and unicorns of previous outings were nowhere to be seen, replaced instead by kinetic grids and optical checks, and by slightly Kusama-esque bouncing dots of various sizes. Rectangular tunics and angular apron dresses contrasted with form-fitting, heart-shaped bustier dresses that were kept neat rather than sensual. Cocoons in padded leather or wool conveyed enveloping, comforting warmth.

The 1,800 guests included the K-pop superstars Mingyu and Joshua of Seventeen, the actress Tessa Thompson, and the musicians Ghali, Skepta, Iann Dior, King Princess and 24kGoldn, who cheered Risso from the front row. “It’s a collection with one foot in tradition and the other in a not-impossible future,” he said backstage. “It’s a sort of rhythmic alternation of proud normality and proud creativity.” If only normality was as Risso dreams it up.

蛇足ですが、Deepl翻訳を↓

リッソは音楽家であり、パンデミックの中でチェロの弾き方を学び、苦労して得た鍛錬が創造的に報われることを学びました。それは、リズムと厳格さ、”間と音 “のバランスが取れた構成を実現することです。服作りは、”調和のとれた心地よい音を持つ “モノに命を与えることです。音楽が持つイコライザーとしての力を知っている彼は、今夜もその完璧なショーマンシップを前面に押し出していた。音楽監督のデヴ・ハインズ氏は、東京室内管弦楽団が演奏するサウンドトラックを想定し、演奏者全員がアリーナの床と演壇を覆う紙と同じ衣装を身にまとっていた。

白は無彩色であり、不在を意味すると同時に、透明感をも意味する。新しい言葉を書き込むための白紙である。アリーナを白い紙で包むのは、シンプルであること、雑音や雑念を減らすことへの願望である。しかし、リッソはミニマリストではない。たとえ彼が厳格さと直線性を説いたとしても、コレクションには存在感と密度、そしてパンチがある。

いつものちょっと奇抜な装飾を、よりストレートでエレガントなグラフィックに変え、パレットも黄色と赤が白と黒に映える飽和した原色数色に絞られました。どのルックもオールオーバーな提案で、ほとんど地元のキャスト(パロマ・エルセッサーやアンヘル・プロストなどマルニのお気に入り)の男女ともに、シルエットは細身で体にフィットしたものと、バルキーで膨張したものが交互に登場しました。

テーラリングはオーバーサイズで、マルニが得意とするニットは、コレクションの目玉であるジャンボなラウンドカットのピウミノのように、表面がモヘアで覆われていました。前回までのサイレンやユニコーンといった渦巻く魔法のモチーフは見られず、代わりにキネティックグリッドやオプティカルチェック、そしてちょっと草間的な大小の弾むようなドット柄が登場しました。長方形のチュニックや角ばったエプロンドレスは、体にフィットしたハート型のビスチェドレスと対照的で、官能的というよりはむしろ清楚な印象を受けた。パッド入りのレザーやウールのコクーンは、包み込むような心地よい暖かさを表現していた。

1,800人のゲストの中には、K-POPのスーパースター、ミンギュやセブンティーンのジョシュア、女優のテッサ・トンプソン、ミュージシャンのガリ、スケプタ、イアン・ディオール、キングプリンセス、24kGoldnなどがいて、前列からリッソに声援を送っていました。”片足は伝統に、もう片足は不可能ではない未来にあるコレクションです “とバックステージで語っていました。「誇り高き規範と誇り高き創造性が、ある種のリズムをもって交互に繰り返されるのです」。Rissoが夢見るように、普通であればいいのだが。



今日の気になる↓

GRAN SASSO(グランサッソ)の12ゲージソフトコットンソリッドS/Sクルーネックニット
春夏シーズンのトップセラー間違いなし、今年も多くの色をご用意しました・・・な24,200円。

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