北欧デザイン展
オンライン担当の西出です。
大坂高島屋さんの催し会場で行われている展示“北欧デザイン展”。
椅子研究家の織田憲嗣(のりつぐ)氏が収集、研究してきた家具や日用品をもとに会場を5つの章に分けて構成。約8,000点に及ぶ所蔵品から厳選した約400点を展示する、織田コレクションの全貌に迫る初の展覧会です。
北欧のデザイナー総勢70名以上による作品を展示し、ハンス J・ウェグナー、タピオ・ヴィルカラなど巨匠10名については特集してご紹介。また、現地で暮らす人々の日常生活の映像もご覧いただきます。北欧のデザインがもたらす力に改めて気づくことのできる展覧会です。
という感じの展覧会に伺ってきました。
デンマークでは1940~1960年くらいが家具デザインが最も盛んだったと言われているようで、今でも名前を聞くと「おお~」と思うデザイナーの方が多く活躍されていました。
冬は日が短く、如何に家の中で快適に過ごすか?ということに主眼が置かれ、心地良さを重視したデザインや物作りがされていたと聞きます。
最近・・・といっても結構前からではありますが(この企画展もですが)、「ていねいな暮らし」と表現することが多いようです。
「丁寧」ではなく「ていねい」。
ひらがなにするところに心地良くない意図が感じられますが・・・汗
第二次世界大戦など戦争によって大きく影響を受けている時期でもあります。
使用する物資もそうですし、生きる、住む、働く環境も変化が多い。
法整備も整っていないので、原材料の乱獲といった問題もあります。
その中で新しいチャレンジをデザイナー毎に行い、パートナーとなる家具工房と協力して名作が生み出され続けました。
それが時を経て今でも愛されているというのは素晴らしいことですね。
ちなみにこの展覧会、今日(8/20)までみたいです。
タカシマヤカードがあれば無料、無ければ1000円。
1000円の価値は間違いなくあると思います。
展示は見ていてわかりやすいですし、物自体も生活に密接に関係したものなので、受け入れやすいです。
芸術性がありながらアートではないので理解に苦しむこともないですし、普通に「良いなぁ」「欲しいなぁ」と感じられて、スッキリします。
一度はどこかで見たことがあるものが必ずあると思いますし、「憧れのあの椅子」がここにもあそこにも、右にも左にも・・・という感じ。
結構盛況のご様子だったので、また形を変えた企画展が行われそうな気がします。
その時は、もうちょっと余裕をもってご紹介したいと思います。
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