必読!最近ハマってます。
あるお客様に紹介してもらったSUPER JUMP連載中の「王様の仕立て屋」。
僕ら洋服は決してクラシック路線ではないんですが、このマンガは素敵でドラマチックです。
主人公でイタリア・ナポリの泥棒市に住む日本人、織部悠。
伝説の名仕立て屋が唯一認めた弟子で、人は彼のような職人を敬意を込めて「サルト・フィニート(究めし職人)」と呼ぶ。
という信じられないような設定で、彼のもとには時には貴族、時には有名なマフィアなどから無理難題が持ち込まれます。
しかし悠は、そんな難題をものともせず、問題の本質を見抜きスラッと解決してしまう。その職人技には思わず「おおっ!」と唸ってしまうこともしばしばです。
彼が受け継いだ至巧の技と、イタリアの比類なき伝統が一着のスーツに蘇生した時、それを身に纏った者の人生に珠玉のドラマが生まれる。っていうのが大方の筋です。
だからといってこの作品、決してお堅い話ではないんです。悠は、柳や浮雲のようにフラフラ~とした性格で、必死の形相の依頼者をサラッとかわしてしまう。その姿がこの作品のもうひとつの魅力です。
まるで美味しんぼの山岡みたいに…。
特にマルコという見習い靴職人が登場してからはその姿に磨きがかかります。二人の掛け合いはまるで漫才の名調子を観ているようで、ストーリーだけでも楽しめます。
最近マンガから遠ざかっていたので久しぶりのヒットです!