『gujiの縁側』
COMME des GARÇONS SHIRT・JUNYA WATANABE MAN runway show


こんにちは。 gujiの高階です。

イタリア・パリから戻り、もう1週間以上経ちます。
本当に時間が経つのが早く感じます。

その間にセールも始まったり、国内のメインコレクション展示会の準備などをしていたからか、あっという間です。

今日は、久々にこのblogを書くことになりました。
先日のguji blogの出張報告はご覧になられたでしょうか。

あれでは伝え切れなかったのが本音ですが、その中から一番パッションを感じた、COMME des GARÇONS SHIRT・JUNYA WATANABE MANのランウェイショーのことを書いてみたいと思います。

とは言え、JUNYA WATANABE MANはbalconeは展開していませんので、店内に置くことは無いですが、これぞパリコレ!と言わんばかりの内容でしたので、こちらから書いてみたいと思います。

日にち別で開催され、JUNYA WATANABE MANから始まりました。
朝の10時スタートで、廃墟のような無機質な場所を利用して行われました。

工事の途中のような、何もない長い通路を抜けると、おそらく一室になるような場所で、コーヒーなどの簡単な飲み物が振る舞われました。
そこから、階段を登ると、、、

日差しが刺さる大きな空間が用意されており、音響などのセットもされ、そこに続々とギャラリーが入場してきました。

超大物もおられ、名前までは敢えて言わないですが、期待値の高さが伺われます。
普段は、あまり大物は来ないみたいですが、今回は他にもいらしたみたいです。
生で見れたのは興奮しました。

他にもオシャレ小僧が沢山来られてて、日本のバイヤー達も来ていました。
流石ですよね〜

そんなこんなで、やはり時間通りには始まらず、気温が上がってきたタイミングでスタートしました。

毎回多数のコラボレーションを展開するJUNYA WATANABE MANですが、今回はウィメンズのJUNYA WATANABEとのミックスコラボが軸です。

ウィメンズは、パンクでアグレッシブなスタイルがテーマなので、それが髪型からスタイルまで反映され、メンズ本来のワークテイストやパッチワークデザインが見事に融合された、今迄のテイストよりも強さを感じるコレクションでした。

STUSSYやGregory、C.P. COMPANY、Levi’s、Brooks Brothersなどのブランドとのコラボも展開しており、華やかでありながら、何処か、今のファッションシーンに反抗しているかのようなメッセージを勝手に感じてしまいました。

やっぱり、ファッションって良いですし、力を感じますよね。
商売はありながらも、改めて自分が何を見てファッションに憧れてきたのかを思い知らされた気がしました。


帰りはこんな間近に芸能人がいることに違和感を感じつつ退場。
この方は、やはりめちゃくちゃオシャレでした…


続いては、日付ところ変わって、COMME des GARÇONS SHIRTのミニショー。

なんと、バンドーム広場にCOMME des GARÇONSのショールームがあります。
凄いですよね、、


そこで、ミニショーとして毎回開催するそうで、狭い空間の中に所狭しとバイヤー達が駆けつけます。

今回はアンディ・ウォーホールの世界をCOMME des GARÇONS SHIRTしか出来ない手法で発信していました。

不均等なプリントやパッチワークの大小の表現は、人物画を良く見せるために施し、本来は出来ない異なるアートワークとの組み合わせは、今回のコラボのみの表現。

中でもモハメド・アリなどの人物画は許可が取るのも大変らしく、川久保怜のメッセージと織り交ぜた表現は、新しいアートを作っていると言っても過言ではありません。
本当に魅せられたショーでした。

様々な人種のモデルを使い分け、千差万別な違いを全てモーラしてしまうベースであるコンサバなデザインは維持しつつも、やはりメッセージを大きく感じるコレクション。
凄いですね、本当に…

同じ肖像画を繰り返し使うことで、一つの柄として生まれ変わり、このコレクションならではの色柄を形成するところは、デザイナーのセンス以外何者でもなく、日常に見る偏見や固定概念が如何に邪魔をしているか感じるような発信でした。

僕達balconeは、この柄をシャツで採用したかったのですが、FOREVERラインである柄の発信をまだまだ出来ていないと思いますので、そちらを基軸にオーダーをし、肖像画のプリントはTシャツでの発信にしました。

まだまだ、COMME des GARÇONS SHIRTの初心者ですし、これからその世界を少しずつ取り入れて行こうと思っています。

ミニショーと言われていますが、そのミニマルな発信が、コレクションをとても濃くした内容で、凄く刺激を受けました。

これまでも、ファッションショーには行かせてもらうことはありましたが、パリでは初めてでしたので、これが学生の時から憧れていたパリコレかと、非現実感と映画を見終わった時のような高揚感が自分の中にありました。

やっぱり、ファッションは理屈抜きで良い
これに尽きる

その日の午後に改めてセレクトオーダーを行い、今季以上のバリエーションになりますので、来季の店頭展開が楽しみで仕方ありません。
また、次の秋冬もしっかりと納品されて来ます。
アシックスとのコラボスニーカーなども納品する予定ですので、是非ご期待ください!

『THE INTERNATIONAL ART COLLECTION POPUP EVENT in guji大阪 7/14-7/31』

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