LAMBERTO LOSANI(ランベルト ロザーニ)の圧倒的過ぎる品質について
オンライン担当の西出です。
先日WEBにアップしたLAMBERTO LOSANI(ランベルト ロザーニ)、カシミアニットはまぁそれくらいかな・・・というプライスですが、ミラノリブは「高っ!!」と思われた方も多いと思います。
私も高いと思います。
それでも、なぜオーダーに至ったのか。
私はバイヤーではなく、バイヤーの横で「めちゃいいっすね」という言葉を言ってバイイングの背中を押すというのが主な仕事なんですが、これは“高いのは高いんですが、その価値を感じてくれる方が絶対にいらっしゃる”という意味を込めて「めちゃいいっすね」と言っていたことを覚えています。
この方はどなたなんでしょう??モデルっぽくはないですよね・・・。作り手の方なのかもしれません。
イタリアのウンブリア州。
ニットの聖地といわれ、ブルネロクチネリなどハイエンドなブランドも拠点にする一大ニット生産地でして、LAMBERTO LOSANIはそこで80年近く最高品質のカシミア製品を作り続けている老舗ブランドです。
イタリアの老舗ブランドと聞くと、クラシックでコテコテで・・・というイメージがありますが、LAMBERTO LOSANIは近年ブランディングを大きく転換し、コンテンポラリーなイメージへと進化を遂げています。
こんな感じのスタイルを提案しているわけなんですが、着用されているニットは全て超高級なカシミア及びウール製品。
ただ高品質なだけではない、洗練されたスタイル提案があってこそブランドが輝く時代ですので、プレゼンテーションをいかに美しく行うかがカギになっています。
数年前にCrucianiでキャリアを積んだスタッフとイタリアデザイナー界の重鎮が移籍しており、クリエーションの幅がググっと広がっているのもこのブランドの勢いに表れてるわけなんですが、上記のミラノリブジャケットのラペルのラインなんか、Crucianiのカットソー素材のジャージジャケットとそっくりですよね。
歴史を積み上げながら、新しい息吹を取り入れていくことがブランドが成長するという事だと思いますが、LAMBERTO LOSANIはラグジュアリーな路線を常に根底に持ちながら変化しているように思います。
カットソージャージだから生み出せるラインをミラノリブで表現してしまうテクニック、世界一のニット産地であるウンブリア州ペルージャの中でも更にトップかと。
で、触って頂けるなら、試着頂けるなら確実に良さが伝わるアイテムなんですが、WEBでこれを表現するのはかなり難しい・・・汗
これがLAMBERTO LOSANIのミラノリブの生地アップ↑
そしてこれがCrucianiのミラノリブの生地アップ↓
比較対象に名門Crucianiを選んでしまったのはちょっと失敗だったかもしれません 汗。
世界に名だたるクオリティを持つブランドです・・・。
でも、それと比べても目が細かいのがわかって頂けるでしょうか?
(写真の尺の違いではないですよ)
通常のミラノリブはキックバックの良さ、成形性の高さを生み出すためにそこまで細番手の糸は使わないんですが、LAMBERTO LOSANIでは18ゲージのオーストラリア産エクストラファインメリノを使用。
いわゆる高級なハイゲージのトロトロニットを作るための糸を贅沢に用い、ミラノリブにしているんです。
なので、タッチがとにかく滑らかで、柔らかいんです。
これ、感動的ですよ、本当に。
「張りがあるんですが、張りを感じない」というのが適切な表現だと思いますが、今までのミラノリブの概念が間違いなく変わります。
ラグジュアリーの向こう側ってこういう事なんだ・・・みたいな。
そもそも細い糸を使ってニットを作る事自体が難しいんですが、更にそれを使ってミラノリブにしている。さらに、テーラリングの技術も用いながらニットジャケットに仕上げているわけですから、美しくないわけがないですよね。
他のブランドがやらないことに挑戦することはそれなりのリスクがあると思います。
そもそも明らかに高いですし、オーダーが入るかどうかもわかりません。入ったとしても少量なのは間違いないです。
当然私たちも極少量のオーダー。儲かるわけがない。
そんなニットジャケット、私たちはブランドが提案するコンテンポラリースタイルより、もう少しクラシコよりな、クリーンで大人っぽいスタイルでお勧めします。
もしgujiの実店舗がお近くにあれば、是非触ってみてください。
実店舗がなければ、通販でオーダーしてみてください。
そしてお気に召さなければ返品してください(怪しい通販番組風ですね)。
それくらいクオリティに自信のあるアイテムなんです。
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今日の気になる↓
LAMBERTO LOSANI(ランベルト ロザーニ)の18ゲージウールミラノリブダブルジップニットフーディー。
ニットではかなり難しいとされるパーカーも。127,440円。
オンラインスタッフによるインスタアカウント↓
@guji_ginlet
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