GRAN SASSO(グランサッソ)2025F/W #1
オンライン担当の西出です。
GRAN SASSO(グランサッソ)といえば12ゲージの、毎年恒例のあのシリーズでしょ・・・と思われるかもしれません。
私自身も一発目のご紹介はそれになるかな・・・、何せ、オーダー締め切りがとにかく早かったので、納品を早めるべく先行して作っているんだろうな・・・と思っていました。
し・か・し・・・!!
良い意味で予想を裏切る納品を2025F/Wシーズンは見せてくれまして、晴れて第一回目のご紹介は“例のニット”以外からのスタートです!!
永遠のベーシック、究極の汎用性とマンネリ化は背中合わせ。
一番使えるのは“例の”12ゲージシリーズであることは間違いないんですが、非常に多彩なコレクションを誇るGRAN SASSO、今まであまり目を向けていなかったモアバリエーション的なアイテムを増やしていこう・・・ということでセレクトしています。
今までオーダーしなかったわけではなく、実際のところ「できなかった」という方が正しい表現でして。
12ゲージのラインナップを充実させることを優先するあまり、他を買う予算がなくなってしまい・・・というのが内情。
これからは「GRAN SASSOといえばguji」。
過去TAGLIATORE(タリアトーレ)やLARDINI(ラルディーニ)、BERWICH(ベルウィッチ)やSLOEWEAR(スローウェア)などなどで取ってきた
“日本一の品揃え戦略”
を発動・・・したかはわかりませんが、とにかく圧巻のラインナップを目指し頑張っていきたい所存です。
ローゲージのケーブルショールカーデ、イタリアンニットブランドでは比較的よく見かけるデザインで
リッチ感
上品なムード
辺りを強く感じさせるモデルになります。
今までで最もリッチなタイプはBEGG X CO(ベグ アンド コー)かと思いますが、ケーブルが大ぶりなものはコレクションにありませんでした。
過去あったのはCruciani(クルチアーニ)ですかね、懐かしい・・・と言うとアレですが、とても素晴らしいカシミアニットカーディガンでした。
ちなみにCricianiのカシミアは今ではどえらいプライスになっていると思います 汗
直近では調べていないですが、少し前にcamisimo(かみしも)でベーシックなコレクションをオーダーしていた時にチラッと見ていたので、もし展開があればかなりのものかと・・・憧
で、GRAN SASSOはカシミアではなくウール×ナイロンです。
見た目のリッチ感はしっかりと感じさせながらも、とにかく軽く、気兼ねなくサラリと着られる塩梅がとても素敵だと思います。
カシミアを使っておけばいいんでしょ・・・?的な考えは無きにしもあらずではありますが、
・どういったシーンで、どういったお客様に着てほしいか?
・自分たちにニットを着られている方がどんな方たちなのか?
マーケットリサーチではありませんが、自社の立ち位置を鑑みた上でお客様が求めるプライスを満たし、クオリティは予想の上を行く。
そうやって確たる人気を獲得してきたGRAN SASSOだからこそ辿り着いたクオリティだと思います。
ふわりとしていて弾力があり、着ていて肩がこらない軽やかなウェイトのニット。
ボリューミーな編地ですが、とても軽く仕上げられています。
ケーブルの立体感や編地の美しさも申し分なく、さすがのニッティングクオリティですね。
ショールカラーのボリュームバランスも絶妙ですし、
リブも普通に良い感じ(もちろん良い意味ですよ)。
ボタンもニットの色に合わせていい感じの見え方になるものがデフォルトで選ばれています。
たまにイタリアブランドでは
「なぜこのボタンにしたの・・・??」
というものがついてくることがありますが、いつも言いますが普通でいいんです、普通で。
ニットのデザインに馴染むもの、変に主張しないものが一番です・・・。
PRICE:69,300yen
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ボーダーにニット、ファッション関係者は大好きではありますが、意外とセールスにはつながりにくいでお馴染みでして、過去いくつかのブランドで何度かトライしてみたものの、芳しい結果は得られず。
カットソーはいいんですけどね、ニットはちょっと難しい。
それが最近の結論ではありましたが、ボーダーニットの解はマイクロパターンにあったかもしれません。
ハイゲージニットに求めるイメージは
・大人っぽさ
・上品さ
・使い勝手の良さ
だと思いますが、ピッチが広めのものですとどうしても子供っぽく見えたり、カジュアルになり過ぎたりとそもそものニットの特性に反する空気感が加わります。
ですが、マイクロボーダーですと目立たないのでシックさがキープされ、洗練された大人のムードを漂わせるんですよね。
これ、結構盲点だったかもしれません。
ようやくたどり着いた最適解、是非チェック頂ければと思います。
ネックやリブは同じに見えて、少し違います。
テンションがかかる部分なのでリブ編みになっていますが、ボーダーのピッチもほんの少し広くなっていて、さりげないコントラストがついています。
見た目に控えめなメリハリがついて、全体の雰囲気が美しく引き締まっていると思うんですよね。
絶妙な雰囲気の素敵なディテール、配色もナイスコンビネーションですね・・・!!
PRICE:41,800yen
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梳毛ハイゲージを中心にオーダーしていますが、たまには紡毛を・・・ということでセレクトしたのがこちら、スーパージーロンラムズウールのモックネックニットです。
後日・・・がいつになるかわかりませんが、後日プルオーバーのニットフーディーも入荷予定なのでまたご紹介いたします。
スーパージーロンラムズウール。
スーパーなジーロンのラムズなウール 汗
ほどいていくとですね、まずは“ジーロン”、こちらはオーストラリアのヴィクトリア州ジーロン地区で育てられた純血種のジーロンラムのこと。
“ラムズウール”は生後5~7ヶ月前後までに刈られた毛を用いたウール。
“スーパー”は生れてはじめて刈られた毛、つまり一頭につき一度切りのタイミング・・・という意。
つまり、ジーロンラムズウールのファーストクオリティということ。
さらにつまるところ、ウールの原毛として最高峰(のひとつ)ということになります。
原毛が最高峰だからと言って、仕上がりのニットのクオリティが画一化されるかというとそうではありません。
ブランドごとに良しとする、目指す方向性のクオリティがありますので、途中の加工やフィニッシュの方法にそれぞれのメソッドがあり、同じスーパージーロンでも違った風合い(良し悪しではなく)があります。
GRAN SASSOはオーソドックスな感じでしょうか、定番メリノとの差別化もあってか、艶感はほぼ無くマットでふんわり柔らかな印象。
シャープさりもウォーム感、ホッコリしつつ都会的な印象も漂わせる塩梅にフィニッシュされています。
発色もかなり綺麗な色出しが出来る糸になりますが、落ち着いたナチュラルなタイプをチョイス。
ブランドのイメージとしてそこまで強くパキッとした色を押し出すところではありませんので、このくらいの自然な雰囲気の方がイメージにあっていますね。
gujiがセレクトするジャケットやスーツ、アウターやコート類ともとても相性が良いはずです。
ちなみにですが、後日(しつこいですがいつかはわかりません 汗。早いかもしれませんし遅いかもしれません・・・が、GRAN SASSOはそんなに遅くなることがありませんのでそう遠くはないのかな・・・と)ライトグレー的な色も入ってくる予定です。
恐らくフーディーと同時期かなと。
PRICE:38,500yen
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