2024S/S LARDINI(ラルディーニ)
オンライン担当の西出です。
2023F/Wシーズンに大きなインパクトを残した(私的に)LARDINI(ラルディーニ)。
かなり期待をして拝見させて頂いたわけですが、期待を大きく上回る・・・ところまではいきませんでしたが概ね良好という感じのコレクションだったと思います。
レイアウトでのプレゼンテーションは前回の方が良かったかな・・・と思いますが、スタイリングは引き続きいい感じでして、いちファクトリーブランドから完全に脱却し、新たなステージへを歩みを進めるコレクションは継続。
ルック数も多く、コーディネートも従来のクラシコとは一線を画します。
今回はそんな数多く組まれていたルックから印象に残ったものをご紹介。
写真になったものを携帯で写真に撮っていることからちょっと伝わりづらいかもしれませんが・・・、構築的な仕立てを採用することが多く、且つムードとしてカジュアル感が加味されているものが気分でしょうか。
バシッとタイドアップされている物は少なく、されていてもバランスに変化が付けられていて、いわゆる“ビジネス”感は控えめ。
きっちりとファッションとして提案されていることが伝わってきます。
ネガティブ要因は、やはりプライスですね。
他の多くのブランドが値上げされている中で、LARDINIもきっちり値上げされています。
まぁ、円ユーロが150円前後で推移していますし、そもそもの原料高、人件費高騰などコロナの余波は続いていますので、致し方ないのかな・・・と 涙
日本以外の先進国はインフレが進んでいるので、日本から対外国を見た際の振れ幅はより大きなものになっています。
日本国内にある程度の強さがあることが、今の状況を生んでいるんでしょうか?
そちらには詳しくありませんが、金利が上がらない限り円安は続くそうなので、企業としてはどっちがいいんでしょうね?
とにかくLARDINI、期待しています。
TAGLIATORE(タリアトーレ)一強時代がこの数年続いていますが、10年ほど前の群雄割拠時代は同じく覇を争ったブランド。
いち早く価格が高騰したLARDINIはちょっと控えめなオーダーとなっていましたが、ここ数年の価格高騰具合で
「高いけど、やっぱりいい物はいいしな・・・」
みたいなマインドになっているのも事実。
ここに来てこういった圧巻のプレゼンテーションですから・・・。
今はいい物を作っても、それだけでは売れない時代。
その商品を手に入れる理由をいかにお客様に丁寧に伝えることが出来るか。
逆に言うと、それなりのものでもプレゼンが上手ければ売れてしまう、ちょっといびつな時代といえるかもしれません。
私たちが本質を見極める目を養う必要はもちろんありますが、技術の追求と製品の訴求、どちらが欠けてもビジネスとして成功しにくいと思います。
その点で、gujiで取り扱うブランドは少なくともお客様に「安心」を感じて頂けるようにセレクトしているつもりです。
つまり、gujiにあるものは品質に問題なし。
そらこの価格ですからね・・・なんですが、価格が高くてもそれなりのものはたくさんあるので、設定された価格の中で価値があるもの、意味のある物を選んでいます。
という事でLARDINI、2023S/Sシーズンから再注力し、2023F/Wはもう目の前、更に来年の2024S/Sシーズンも是非ご期待頂ければと思います。
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今日の気になる↓
ASPESI(アスペジ)のポリエステルソリッドジップフーディーブルゾン。
地味に・・・というとアレですが、地味にとても便利な80,300円。
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