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オンライン担当の西出です。

今年で10周年を迎えるデ ペトリロ、そんなメモリアルイヤーだからなのかどうかはわかりませんが、かなり充実のコレクションであったように思います。

プレコレクション、Pitti、そしてこのメインコレクションと提案を拝見するのは3度目ですが、回を重ねるごとに洗練されていて、かつ独自性のあるコレクションへと進化しています。

かなり明確に打ち出されていたのはトップ画像のモノトーンコレクションでした。英国の香りを漂わせながら新鮮な発色をチョイスしていたり、従来のイタリアの色気を醸し出しつつも、ギラつきすぎない品を感じさせたりと、モダンナポレターナの旗手であることを強く意識させるラインナップです。

そして私的にはタキシードのコレクションをしっかりと提案していたところが好印象。
イタリアの有名ブランドは必ずタキシードのコレクションを持っていまして、生活とパーティーが文化として成り立っています。
日本においてはなかなかタキシードは着る機会がないですし、パーティーがあってもなかなか気恥ずかしくて着れない・・・という声があるのも事実。まだ洋服がスタイルとして浸透して200年あまり、クラシコスタイルも40年あまりというところでしょうか、息をするようにタキシードを着るのはなかなかハードルが高いように感じます。

が、やっぱり私たちはそういった文化も含めてお伝えしないといけないなぁと思いますので、こういったアイテムをしっかり提案してこそ意義がある・・・。ということで、凄く刺さるコレクションでした。
いつの日か常設タキシードコーナーを作ってスタイルを提案したいです。
インポートのタキシードには、日本のオーダーでは出せない柔らかさや色気があると思います。

コートもすごくいい感じです。
18FWシーズンも好評を頂きましたが、次もかなり良さそうです。
特に画像のベルテッドのタイプ。前がセットインスリーブ、後ろがラグランスリーブになっていて、スッキリしたシルエットであるとともに、スポーツ感が前に出過ぎずエレガントです。
紳士のスタイルにエレガントなコートは必須なので、ペトリロはかなり良い仕事をしてくれると確信の持てるコレクションでした。

オンラインスタッフによるインスタアカウント↓
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