2022S/S Atto Vannucci（アットヴァンヌッチ）

出張のこと2021年8月7日

2022S/S Atto Vannucci（アットヴァンヌッチ）

Pocket

オンライン担当の西出です。

いつもPitti期間中にフィレンツェで拝見するAtto Vannucci（アットヴァンヌッチ）。

フィレンツェではホテルのレンタルスペース？を使って展示会が開催されており、ちょっと薄暗くて見づらいなか、色が肝であるネクタイを選ぶという修業が繰り広げられています。

過日、クリ坊改めヒーコが生地をセレクトしているシーン↓

テーブルライトが煌々と照らされています。
結構暗いのでこのくらい明るい照明を用意頂いているんですが、それが逆に判断を難しくしているとか・・・汗

結局こうなります↓

ホテルのエントランスを出て、外の自然光で色を確認。
だいたい18時くらいに拝見することが多いんですが、夏のフィレンツェは21時くらいまでは明るいので、外で色を確認するのに困りません。

真昼間のように日が射していますが、夕方です。

・・・とまぁ、こんな感じで選んでるんですが、今はイタリア出張は休止中なので、青山のオフィス兼ショールームにてコレクションを拝見しています↓

まぁ見やすいこと・・・。
場の雰囲気も製品の魅力を大いに高めてくれますが、製品が素晴らしい完成度の場合、見やすさがより重要ですね。
とても選びやすいです。

ということで、ちょっと気になったモデルを少しご紹介。

Atto Vannucciが得意としている梳毛のウール地を用いたソラーロ、見たことの無いマニアックなカラー。
最近サックス系のブルーが気になる私にとって、この見え方は非常に新しくズバリの気分です。

ベージュ～ブラウン系のナチュラルカラーもキーワード。
独自のコンビネーションが光ります。

シャンパン系×グリーン。
自然の中に多く存在するコンビネーションなので、相性の良さは折り紙付き。
ミリタリー的カモフラージュもこの手の配色なんですが、薄っすらピンクがミックスされているセンスが素敵です。

袱紗のようなちりめんのような、何とも言えない上品さを感じさせる生地。
無地でも独自の美意識に基づく表現がなされているのがAtto Vannucciの魅力。

という事で、来年も期待です。

ちなみに、2022S/Sのシーズンテーマはファム・ファタール（Femme fatale）。

ウィキペディアによると・・・↓

男にとっての「運命の女」（運命的な恋愛の相手、もしくは赤い糸で結ばれた相手）というのが元々の意味であるが、同時に「男を破滅させる魔性の女」のことを指す場合が多い。

「男を破滅させる魔性の女」

単なる「運命の相手」であったり、単なる「悪女」であるだけではファム・ファタールと呼ばれることはなく、それらを満たしながら「男を破滅させる魔性性」のある女性を指す。多くの場合、彼女たちに男性を破滅させようとする意図などはなく、複数人との恋愛をしたりお金を際限なく使ったりする自由奔放な生き方により、男性が振り回されることになる。

肝に銘じておく必要があります・・・汗

・
・
・

今日の気になる↓

Cinquanta（チンクアンタ）のラムナッパレザー3rdタイプトラッカージャケット。
スエードではなく表革というのがポイントな151,800円。