お客様に信頼してもらうために
オンライン担当の西出です。
本日から東京出張、毎度の新幹線車中にて書いている雑記的なブログですが、昨日WEBチームのミーティングがありまして、ヒーコこと弊社代表田野が話していた内容を書こうと思います。
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新型コロナが流行し、それ以降世界の情勢が大きく変わり、さまざまな変化が起きている。
原材料の高騰、原油価格や運賃の高騰、工場の稼働率の変化、規模縮小や廃業、急激な円安など。
gujiは多くの商品が輸入ものなので、その影響を強く受けている。
普通に考えると値上げせざるを得ない状況になっている。
とはいえそのまんま単純に値上げするというのはなかなかお客様に受け入れてもらえないのではないか。
価格の変化を受け入れつつ、どのような企業努力を行っていくかが鍵になる。
実際に展示会に行って商品を拝見すると、やはり値上がりはあるものの想定の範囲内で収まっている、もしくは思った以上に上がっていないな・・・と感じることがある。
それは、まずは喜ばしいものの、そのまま額面通り喜んではいけない。
もちろん、価格をキープ、もしくは微増に留めているブランドや輸入代理店の企業努力が素晴らしいかもしれない。
本当にそうなら、素晴らしいことである。
でも、もしかすると価格を維持するために何か無理な調整が行われているのかもしれないことに意識を使っていてほしい。
どの業界でもコスト増にどう対処するかが問われている。
例えば、
建築なら素材のグレードが下げられているかもしれない。
人件費を削減するために何らかの工程が省かれているかもしれない。
熟練職人の数が減り、経験の浅い作業員が増えているかもしれない。
飲食品なら内容量が微妙に減っているかもしれない。
上記に類することがもしかするとguji取り扱いの商品でもあるかもしれない。
商品を仕入れる際、納品された際にも今まで以上に注意を払い、少しでも気になることがあればすぐに報告してほしい。
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みたいな内容です。
ファクトリーブランド中心の品揃えなので、クオリティの低下は死活問題。
価格が上がり過ぎてもファクトリーブランドの長所が薄れてしまう。
輸入代理店の方は会社毎にベストなバランスを考えて価格を決定されていると思いますが、私たちの方でもよりシビアに物を見極める目を養う必要があり、お客様に丁寧にお伝えして理解を得ていかなければなりません。
ブランドの価値、クオリティの価値、クリエイティビティの価値など総合的に判断できる情報の収集に努めたいと思います。
一方で、特にラグジュアリーブランドに限って・・・かもしれませんが、価格の上昇が必ずしもマイナスに働かないといいますか、プラスの働くことも多くなっているように感じます。
日本の消費スタイルが変わっているのか、価値観が変わっているのか。
貧富の差が以前より広がって欧米に近い感じになっているのか。
ヒーコの座右の銘のひとつ、「アンテナ高く、腰低く」を今一度意識したいと思います。
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今日の気になる↓
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