便利さに飼い慣らされないように・・・
オンライン担当の西出です。
最近頭を使うことが少なくなっているような気がします・・・。
アパレルの仕事も20年続けてきたので何となく勝手がわかって過去のケースに当てはめてある程度予測が立てられる仕事内容になっていますし、特段新しいことに取り組んでいるわけでもないので(動画に取り組んだりしていますが、企画は考えますが編集などスキルを必要とすることはやっていないので、考え方的にはそこまで違いがない感じです)、なんでしょう、毎日が何事もなく過ぎ去っているような・・・汗
何事もなく過ぎ去る、決して悪いことではないと思いますが、人間としての機能を考えるとどうなんでしょう?
頭は確実に衰えている気がします。
短期的な記憶力は格段に悪くなっている実感がありますし(定着した記憶に基づく昔話がとても楽しい)、もちろん加齢と共に肉体的な機能も衰えが顕著。
おまけに膝の状態は日にち薬の逆バージョンでじわりじわりと悪化への道を進む片道切符。
最近親知らずを抜いたんですが、歯の(歯茎の)健康状態もこれまで以上に気をつけないと・・・。
仕事をバリバリしている人が定年とともに自分の時間が急に増え、突然やることがなくなってしまった結果急激に衰えてしまうという話、結構耳にします。
生涯現役とはいかないと思いますが、できるだけボケ防止のために何らかのアクションを起こさないといけないな・・・と思い始めている今日この頃です。
そんな折に、Youtubeのおすすめに突然上がってきたピース又吉さんの動画が最近お気に入り。
短編小説的なとても短い文章を又吉さん扮する髑髏万博(しゃれこうべ ばんぱく)先生が深く読み解いていくという内容。
あくまでも髑髏先生の考察なので、正解か不正解かというところに重きが置かれているわけではありません。
このようにも考えられる、このようにも取れる、この可能性もある・・・、そんな感じで読み手が自由に感じることこそが物語の楽しいところである、そういった感じの動画です。
現役の作家さんの考察(芥川賞受賞)を知ることができますし、文章には見えないところにいろいろなメッセージが込められているということをわかりやすく解説してくれていて、ある意味痛快な内容かと。
メッセージを伝えたい人(ターゲット)に向けて、いかにわかりやすく誤解がないように物事(作り手の意図やデザイン、機能)を伝えるか?ということに重きを置いて仕事をしている私にとって非常に新鮮で、忘れていた何か(何かわかりませんが 汗)を思い出させてくれた気がします。
今消費者は手厚く保護されているといいますか、悪く言うとコントロールされているといいますか、いかに直感的に、スムーズに意思決定し、頭を使わず感覚的に行動するように促されています。
それを便利になったと表現します。
でも、不便を楽しむという考え方もあります。
もう何年も前から、不便さを楽しむことがある意味で知的生産性があり豊かな生活でもある・・・みたいなことが提案されていて、正直あまりピンとこなかった考え方だったんですが、40歳を過ぎてくるとその意味がじわりじわりとわかるようになり、身にしみてくるようになりました。
40代から始めるボケ防止、後々響いてくる気がします・・・!!