清く正しく美しいスーツとは。
RINGJACKET(リングヂャケット)
CARLO BARBERA ウール・モヘア・カシミヤ
フレスコ スーツ
春夏のシーズン性を最も端的に表わし、見る者にも着る者にも涼感を与えてくれる
モヘアという素材。
元来は服地にするのが容易ではなかったらしく、それを改善し爆発的ヒットとなった
のがドーメル社のトニックですが、RINGJACKET(リングヂャケット)のこちらは
『K-MOHAIR』と名付けられたお馴染みCARLO BARBERA(カルロ バルベラ)
によるテキスタイル使用のもの。
ウール 75% モヘア 20% カシミヤ5%というその人気はこれまでもお墨付きですが、
当然ヴィンテージモヘアのトニックのような強烈なハリコシではなく、20%に留めた
モヘア混用率からもわかるようにサラッと適度にドライでハリのあるところなんかは
むしろ快適で軽快さすら感じます。
そんな『K-MOHAIR』使用のスーツですが、実はこんな話しがありまして・・・
ここのところ企業のコンプライアンスが声高に叫ばれていますが、そもそもそうなる
一因は衣料品業界だけでなく 食品業界などにも大きく関わりのある様々な偽装問題。
原産地偽装や素材偽装、最近ではメディアを賑わせた食材偽装に少しさかのぼれば
耐震偽装などもそういえばありましたよね?
これらは不正競争防止法や景品表示法、建築基準法などなどの違反になりますが、
残念ながら表に出ている事例だけでなく 陰ではよりいっそう横行していると考える
のが自然です(恐)・・・
この業界でこの種の不正でもっとも社会問題化したのがカシミヤの不当表示問題です。
私もこれまでの百貨店での勤務などでそういった偽装の事例や 逆に偽装防止のための
対策も見てきました。
特にカシミヤ製品の納入業者にはカケンやケケンといった検査機関での試験を
義務づけ、カシミヤ混用を明記した証明書を提出させるケースも多く見られます。
私も以前 某高級カシミヤニットメーカー勤務のころはこういう事をしてまいりました。
ちょ〜っと話しが逸れましたが、『K-MOHAIR』の下げ札や素材表示にはウール80%
モヘア20% と表記がなされています。
このウール(毛)についてですが、羊毛だけでなく獣毛としての毛としての意味合いで
“カシミヤも含んだ毛”として80%と表記しています。
カシミヤ表記をさせるためには正しいプロセスとしては検査機関の証明が必要になる
わけですが、それをせずに その分のコストを転嫁させず その対価としてウール表示を
しているわけですね〜。
とはいえ・・・ 『実際はどうやねん??』と思った皆様、そこはご心配なく。
CARLO BARBERA 社オフィシャルの資料のコンポジションの欄には紛れもなくカシミヤ
の文字がありますので!
さらには高らかに宣言するかのように・・・
『 ALL OUR FABRICS ARE PROUDLY AND EXCLUSIVELY MADE IN ITALY』
とあります。
品質に対する保障とさらには “産地偽装もしてません!” 宣言。
大事な事ですのでいつもよりはちょっと真面目なsalotto di gujiブログでしたが、
そんな清く正しく美しいスーツの生みの親、RINGJACKET × guji のパートナーシップ
を今後も大切に展開してまいります〜
MODEL:GUJ-01 GUP-01 RE025S05
MATERIAL:ウール75% モヘア20% カシミア5%
COLOR:チャコールグレー・ダークブルー
SIZE:42・44・46・48・50・52
PRICE:124,200yen
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