圧倒的スケール🇮🇹!!!GRAN SASSO(グランサッソ)
またもや突然失礼致します。宮本です。
イタリアはアブルッツォ山脈にそびえる山塊GRAN SASSO(グランサッソ)に由来する社名であり、その近くに広大な敷地面積の工場を有する世界屈指のニットブランドが、そう、今回のファクトリー探訪の本丸とも言えるGRAN SASSO(グランサッソ)になります。
ナポリから電車で移動すること7時間、わざわざここまで・・・という気持ちを完全に吹き飛ばす圧倒的なスケールに言葉を失いました・・・(凄)
要塞の異名を持つこの本社に足を運んだ日本人は、2015年を最後に今回の私たちで僅か2組目・・・貴重な経験です。
2004年に新設した本社は、東京ドーム何個分??なんて話になるほどの・・・圧倒的スケールです。
自社生産90% その他(OMEなど)生産10%、紡績以外は全てを自社で行っているイタリア屈指・・・いや世界屈指のファクトリーです。
基本的な工程は他のブランドとあまり違いはありませんが、130台もの島精機を保有し24時間フル稼働で年間150万枚の生産量を誇るニットファクトリーは、世界広しといえどもここだけでしょう(驚)
ちなみに、下世話な話ですが、これ一台で4000万円です・・・(大汗)
全て目視作業となっており、女性のみがこの作業を行うんだとか。
手先の器用さや細かな気づきに長けているからだそうですが、基本的な作業者はどのファクトリーにおいても女性がメインということは共通していました。
最たる例がこちらの作業でして、↑ほつれや穴あきを直す工程の技術取得におよそ3年を要するため、お給料も高いんだとか・・・
編み立てた製品を洗う場所がこちらです。
洗剤の配合は完全トップシークレットのようでした。
一番の驚きは、使った水を自社で洗浄をし、再度利用出来るようになっているんだそうです(凄)
糸に加工を施し、各パーツ毎に編み立て、補正を行い、洗い・アイロンをかけて検品・出荷という一連の流れは大体どこのファクトリーも同じになりますが、500人前後のスタッフを要するGRAN SASSOでは、一工程毎の作業者人数も多く、生産効率と価格のバランスはここからきているんだな・・・と🤔
自社で排水を浄化する機能を持ち、太陽光パネルで自社発電をおこない、町の雇用を生み、洗浄後に余った水や電気は全て街に還元しているとのこと・・・どこまで凄いねん!!!
こういった企業理念も良い製品作りに繋がっているんですね。
ざ〜っとお伝えしましたが、詳しくは10月から随時公開予定となるこちらからご覧くださいね!
それではまた!