『gujiの縁側』ma’ry’ya(マリア)インタビュー　balcone di guji 虎の穴 vol.6の横側・・

『gujiの縁側』(スタッフの雑談・バイイング・告知・お知らせ)2020年4月4日

『gujiの縁側』
ma’ry’ya(マリア)インタビュー　balcone di guji 虎の穴 vol.6の横側・・

先日公開されましたbalcone di guji 虎の穴 vol.6はご覧になられましたでしょうか。

他のメーカーさんには怒られてしまうかもしれませんが、僕個人的には一番思入れがあるブランドと言って過言では無いのでが、ma’ry’yaなんです。
というのも、前社時代からブランドには接していまして、初めて見たときは正直ビックリしました。

レディースのデザインを躊躇なくメンズに落とし込み、一見は着用時のイメージが湧きにくいデザインと当時は思っておりました。
それが、着用すると全く違和感も無く、逆に凄くオシャレに見えてしまう、ある意味魔法のニットかと思う、僕にとっては新しい出会いでした。

まさか、gujiでも展開するとは思っていませんでしたが、今となっては無くてはならないブランドとして、毎期のように納品を心待ちしている方が増えました。

今回のインタビュー企画ですが、デザイナーのマリアさんは、そういった事が苦手とは伺っていたのですが、balconeの名付け親としてだけでは無く、僕達にとっては洋服だけでの繋がりでは無い関係性を皆様にお伝えしたい一心で、無理を承知でお願い致しました。

その撮影時以外の僕達とマリアさんご家族とのことを今日はお話したいと思います。

振り返ると、gujiの仕入れで初めてイタリア出張に行かせてもらったのが、約7年ほど前になります。
その時の出張は、「初めての海外出張は弾丸」という謎の暗黙のルールがありまして、僕もPITTIの4日間のみで帰国というスケジュールでした。

そのPITTIで初めて、マリアさんにお会いしました。
先述した通り、ma’ry’yaは知っていましたので、PITTIを回ってる最中にブースを見つけ、あっ!と思ったのを覚えております。

ですが、当時まだバイヤーではない僕は、gujiのイメージでは無いのかなぁと勝手に思っていましたが、前社の店舗で良いなぁと見ていたあのブランドが、PITTIという場所でデザイナーさんと一緒に見れるというだけで、凄く不思議な感覚になりました。
このbalconeもma’ry’yaの展開があったからこそ、確立したカテゴリーです。
あの瞬間から今を考えると、感慨深くなります。

そのPITTIからgujiでも展開することになったのですが、その一年後に再び僕がイタリアに行ってから、ご飯をご一緒することになりました。
うる覚えですが、恐らくマリアさんが誘ってくださったんだと思いますが、今や毎回の恒例になり、現地のみのma’ry’yaのオーダーやマリアさんご家族との会食は、海外出張の一つの大きな楽しみにまでなっております。

人との出会いは突然とは思っていましたが、その出会いの広がりは必然なのかもしれません。
直ぐに意気投合したと僕達は思い込んでいますが、良い意味でイタリアや日本とも違う、なんとも落ち着く時間に感じたことを今も覚えております。

2014年から毎回のイタリア出張では、必ずご家族と会食し、マリアさん家族のオススメなど色々な場所に連れて行って頂きました。
マリアさんが運転して、マリアさんの車でそこまで向かったり、僕のニットに少しほつれがあるのを見つけるとその場で直ぐに旦那さんのノブさんが縫ってくれたり、とにかくご家族皆さんがとても”自然”なんです!
この感じを出すって、なかなか出来ないですよね。
しかも、ご家族全員がそれなんです!!