半蔵のすき焼き
オンライン担当の西出です。
イタリアのグルメブログ、なかなか評判が良くそれなりのアクセスがありましたので、今後は極私的グルメカテゴリーを作り、書き溜めていきたいと思います。
昭和の贅沢飯の代表格であるすき焼き、今まであまり積極的に食べることもなく、肉といえば焼肉を食べていたわけであります。シンプルに肉を焼いて、ワサビや軽い塩であっさり食べる・・・、それこそが至高と思っていたんですが、ついに出会ってしまいました、最高のすき焼きに・・・!!
ということで昨年から数回お世話になっている“半蔵”さんに昨日伺ってきました。
こちらは伊賀牛をメインに扱う網焼き(焼肉)とすき焼き、しゃぶしゃぶのお店なんですが、個人的にはすき焼きがおススメです。大阪府内に焼肉店は数多くあれど、すき焼きを美味しく食べさせてくれるところは少ないのでは・・・。私が他をあまり知らないだけかもしれませんが、半蔵さんのすき焼きは絶品だと思います。
そもそも伊賀牛、三重の牛です。
三重の牛といえば日本三大和牛の一つ、松坂牛(正式にはまつさかぎゅうではなくまつさかうしと読むそうです)が有名ですよね。
日本三大和牛とは、神戸牛(こちらも正式にはこうべビーフだそう)、松阪牛、近江牛または米沢牛の事を指します。その時点で四大な気がしますが、三大のほうが語呂が良いからそう呼ぶのでしょう。熾烈な争いです。
伊賀牛の歴史は松阪牛よりずっと古く、鎌倉時代末期には書物に紹介されているそうでして、江戸時代には伊賀忍者が食料として干肉を携帯していたとも言われています。
とろけるような柔らかさで松阪牛に匹敵する味と評されており、地元住民は伊賀牛の知名度が上がってほしいと思う一方で、その地域だけの秘密にしておきたいとも思っているとか・・・。
高齢化による肥育農家の廃業もみられたりといった事情から生産量が少なく、地元以外ではほとんど味わうことが出来ない「幻の牛肉」とも呼ばれているとかいないとか・・・。
そんな伊賀牛をメインに据えた半蔵さん、予約は数日前にお願いしないと食べたいものが食べられません。
ある日は「今日はすき焼きは無理です・・・」、またある日は「今日はフィレの網焼きは無理です・・・」という感じで、肉の入荷が安定しないんですが、伊賀牛の供給状況を考えると、それも致し方なしなのかもしれませんね。
私はフィレ、ロース、イチボなど網焼きも頂きましたが、それはそれは絶品なんですが、すき焼きのほうが何となく好みでしたので、もっぱらすき焼きをオーダーしています。
トップ画像はそんな半蔵さんのすき焼き。
この鍋に入っている肉は二枚のみなんですが、非常に大きくそれだけで鍋の蓋代わりになるくらい立派なサイズです。
テンションが上がりすぎて撮影を失念してしまいましたが、まずは牛脂をひいた鍋で肉のみを焼き、割下を絡めます。そして溶き卵に絡めて頂くわけですが、とろけるような甘みと奥深い旨味が合わさった最高の味なんです。
その後、写真のような野菜を入れたすき焼きへと移行。
ちなみに、すき焼き一人前で肉は三枚。少ないように感じられるかもしれませんが、サイズが大きく十分な量になります。
昨日は同席した妻も調子が良く、ついつい一人前追加してしまいました・・・汗。
ということで、この2枚目の画像は追加分。肉を三枚乗せてすき焼きにすると、もはや野菜は見えません・・・。
ちなみに半蔵さん、全席囲炉裏テーブルになっていまして、炭火で鍋を加熱します。そういった雰囲気も含め、最高のお店だと思います。
オンラインスタッフによるインスタアカウント↓ 隠れ家です。
@guji_ginlet
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