2020F/W LARDINI（ラルディー二）｜ウェブスタッフのブログ

出張のこと2020年2月8日

2020F/W LARDINI（ラルディー二）

オンライン担当の西出です。

プレコレクションで基本的なオーダーを済ませ、MILANOのショールームでサルトリアラインをオーダーし、ではメインコレクションで何をオーダーするか・・・というと、実はそんなにないわけなんですが・・・汗

とはいえやはりビッグなブランドなので、しっかりおさらいしておかなければなりません。

今回のトピックスは、ミラノでも拝見したWHITE MOUNTAINEERINGの相澤陽介さんとのコラボレートコレクションと、LIKNIT（ライクニット）。

既存のサルトリアルなアイテムにも合わせることが出来つつ、単品でもアーバンスタイルを体現できるコラボレーションはLARDINIが表現する新しいスタイルで、ギアやスポーツを得意とするブランドが提案するのではなく、あくまでもサルト仕立ての重衣料を主戦場とするブランドが提案するところがポイントです。

この辺り、自らのデザインとしてカプセルコレクションを展開するのではなく、デザイナーとのコラボレートとして世界観を作り上げるというのは非常に有効ですよね。
一見畑違いのコレクションも凄く自然に感じられるといいますか、リアリティがあります。

LIKNITはより軽く、よりコンフォートに、そしてエレガントに。
様々なシャツブランドやイージージャケットブランドがこの手のニット調の生地でジャケットを仕立てていますが、やはり縫製はシャツの延長。

対してLARDINIはどこまでもサルトリアル。
ニットやカットソーと合わせるとそこまで大きな違いを感じないかもしれませんが、タイドアップすると明かに違うんですよね。
肩の構築、袖の振り方。
そこがLARDINIらしさであり、非常にテクニカルです。
“ジャケットの顔をしている“というのがこのクラスのアイテムとしては重要で、説得力の違いにつながります。