ソフィスティケートするということについて。
LARDINI(ラルディーニ)2025F/W #7

Pocket

オンライン担当の西出です。

LARDINI(ラルディーニ)2025F/W #1

LARDINI(ラルディーニ)2025F/W #2

LARDINI(ラルディーニ)2025F/W #3

LARDINI(ラルディーニ)2025F/W #4

軽いコートが着たい、軽いだけのコートは着たくない。LARDINI(ラルディーニ)2025F/W #5

時代を掴むセンスと商才に溢れるブランド。LARDINI(ラルディーニ)2025F/W #6

さて、10月を前にしてLARDINI(ラルディーニ)の入荷も佳境を迎えています。

だいたい8割くらいは入ってきたかな・・・という感じでして、後はチェスター含む数型くらいかな・・・というところ。

イタリアらしい色気を漂わせつつ、特にモダンさやエレガンスを感じさせるアイテムをセレクトしているわけでして、LARDINIファミリーが言うところの

“ソフィスティケートされた”

タイプのウェアをベーシックなカラーでご用意しています。

ソフィスティケートとは主に洗練された、都会的で大人の雰囲気を持つことを指します。
ファッションの文脈では、知的でシックなスタイルや、ハイブランドの製品などに用いられることがあります。

という感じの表現でして、近年 LARDINIが強く意識している概念といいますかテイスト。

この洗練というのはブランド毎にニュアンスが違い、あれも洗練、これも洗練、結局何が洗練なの?という気がしないではありませんが、

・ラグジュアリーであること
・これ見よがしではないこと
・普遍的なデザインであること
・ハイクオリティなファブリック、素材を用いていること
・仕立てが上質であること

といったところが物作りの意味合いで、後はスタイリングも含めたトータル提案が整ってこそソフィスティケートされたブランドと言えるように思います。

このダブルフェイスコート、日本的に言うとリバーコートなんですが、先日ご紹介したグレージュのモデルと共に、今シーズンのLARDINIを象徴するモデルであると感じています。

モデル名は“PIERREピエール”。

覚える必要があるかはわかりません・・・汗
突然コレクションからなくなることもありますし、ずっと継続展開されるかもしれませんし、世界的なセールス状況によって変わる感じです。

#5のブログでふれましたので是非おさらいして頂きたいところではありますが、こちらの生地はLoroPiana社製のファブルフェイスになります。

ポケットの裏に鎮座するエチケット。

このエチケットが嫌いな人はあまりおられないのではないでしょうか。
私も大好きです。

生地の世界では恐らく最も有名なブランドの一つであるLoroPiana。
自社で厳しく管理された原毛を用い、提案する生地はベーシッククオリティでスペシャル、それ以下が存在せず、それ以上しかない、何なら私たち一般市民では触れることさえ許されないようなスペシャルクオリティの生地も存在します。

洗練という言葉を用いているブランドを見ていると、しばしばLoroPianaの生地を発見することになります。
つまり、製品をソフィスティケートさせるために欠かせない要素である上質なファブリック、このトップクオリティブランドがLoroPianaだということです。

もちろん他の生地メーカーもとても優秀で、素晴らしいクオリティの物を展開しています。
ですが、ここまで幅広く、梳毛から獣毛まで網羅しているところは他にはありませんので、多くのブランドが選ぶ結果になっています。

もちろん、基本的には高級な生地になります。
ですが、意外といけるやん・・・的なお値ごろファブリックも用意されていて、間口が広いというのもLoroPianaの魅力。

ミドルクラスからアッパークラスまで幅広くカバーすることが出来るブランドがLoroPianaなので、無類の強さを誇るというわけです。

この生地はダブルフェイス。
スーパーファインウールを用いたライトフランネルでして、接結のダブルフェイスです。

表がダークグレー、裏がミディアムグレーのトーンになっていて、クラシックでありながらモダン、都会的で洗練されたLoroPianaらしいタッチです。

先日のグレージュはLoroPianaではありませんが、ウール×カシミアのミックスファブリックでヘリンボーン柄。
対してこちらはウール100%の無地。

どちらも甲乙つけがたい魅力がありましたので、2生地展開に至ったというわけです。

何もかもに無駄がなく、静かに力強く、優雅でエレガント。

防寒性という点で見るとそこまでではありますが、このコートが気になる方は寒さ対策ではなくファッションとしてのコートをお探しだと思います。
寒さについては他の方法で対処する、例えばストールやマフラーであったり、単純にもっと暖かいアウターを着たり。

ヘヴィーなアウターにはない軽やかさ、エレガンスこそがこのコートの魅力です。

イタリアでは(日本でも)たくさんのダブルフェイスコート・リバーコートがあります。

かく言うgujiでもいくつか展開をしていますが、こちらが間違いなくトップクオリティの一つです。

是非店頭で袖を通して頂ければと思っています。

PRICE:423,500yen
guji online shop
ginlet-rakuten-
guji Yahoo!店

先日先んじて入荷してきましたジャケットとスリーピースで着られるジレとパンツが遅れて到着しました。

遅れないでほしいと願えば願う程かなわない、そんな悲しみに包まれていますが、まぁ言っていても仕方がないのでジャケットと合わせて写真を撮り直しました。
それが冒頭の画像になります。

ジレは従来からあるモデルとほとんど同じかな・・・と思いますが、何せ久しぶりのオーダーなので、微妙に変わっているかもしれません。

モデル名もなかったような気がするんですが、こちらは“SOIREEソワレ”というそうです。

読み方あってますかね??

フランス語として「夜会」や「社交的な集まり」「夜の公演」を意味するみたいなので、ジレのイメージと合致します、なので合っているのかな・・・と思いますが、イタリアランドでフランス読みはなかなか珍しいので、間違っているかもしれません。

その辺りは最近のAIよろしくわかり次第訂正させて頂きます 汗

そういえば、ダブルフェイスコートもPIERREピエールなので、イタリア人から見た洗練という概念は、フランスの要素が多く含まれるのかなと。

日本も何となくフレンチブーム的なものが到来していますが、イタリアブランドにもそんなことがあるんですね。

普通は英国ブームといいますか、クラシックなブランドは間違いなく英国の影響を受けているんですが、そんな点でもLARDINIは他とは一線を画すクリエーションだということが読み取れますね。

後身頃の生地が少し少なく、前身頃がグッとサイドまで巻いてきている作りになっていて、生地使いが少し違うかな・・・と思います。

前後共生地のジレもLARDINIは得意としていましたが、このバランスはgujiとしては初めてです。

パンツは“PALUパル”。

意味合いはよくわかりませんでした・・・。

ですが、シルエットは縦のラインが意識されたストレートレッグ、ウエストはノープリーツ。

すっきりと、ストンと落ちるラインでモダンさが追求されていることはヒシヒシと伝わってきます。

このパンツとセットになるのはATTITUDEアティテュード。

構築的なショルダーライン、ウエストシェイプの無いボクシーなシルエット。

曲線をほとんど感じさせないジャケットなので、つながりとしてストレートレッグというのは理にかなっているといいますか、それ以外の選択肢は考えられません。

無駄がなく美しいとはまさにこのこと。

重衣料ブランドの本懐はジャケットやコートにありますが、パンツを美しく作ることが出来るブランドは以外と少ないんです。

しかもそれが、一般的な組下であるスリムテーパードではなく、こういった変わり種のストレートレッグであるならば、ブランドの実力、クリエイティブの凄さが直接的に感じられます。

そういった意味で、このパンツはとても価値があるように思います。

そんなこんなでLARDINI、もっともっと皆さんにご覧頂きたいな・・・と。

過去のイメージ、先入観を取り払うのは難しいと思うので、私たちもじっくりと時間をかけて、正しくLARDINIの“今”をお伝えできればと考えています。

ジレ PRICE:74,800yen
guji online shop
ginlet-rakuten-
guji Yahoo!店

パンツ PRICE:89,100yen
guji online shop
ginlet-rakuten-
guji Yahoo!店

シェアする

facebookでシェア
twitterでシェア
RECRUIT! スタッフ募集
2025年9月
« 8月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  
上に戻る