新しいスタイル、今までのスタイル。
HERNO(ヘルノ)2025F/W #4

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オンライン担当の西出です。

HERNO(ヘルノ)2025F/W #1

HERNO(ヘルノ)2025F/W #2

HERNO(ヘルノ)2025F/W #3

先日のイタリア出張でHERNO(ヘルノ)の新ショールームに行った際、コレクションの見せ方がかなり変わっているな・・・という印象でした。

以前に比べるとコレクションのアイテム数自体がかなり・・・といいますか飛躍的に多くなっているので、それらをきっちりカテゴライズして見せたいということかなと理解したんですが、扉はありませんがうっすらと区切られた、連続するいくつかの部屋の中それぞれで一つのテイストが揃うような見せ方になっていました。

商品群もライトなインナーからミッドレイヤー、ニット、ブルゾン、ライトアウター、ヘヴィーアウター、ラグジュアリーなどさまざまで、それらをこれからのHERNOの目指すビジョンに沿って陳列されている感じです。

トータルコレクションブランドとしての道が歩まれている感じでして、以前からもアウターを中心としつつ派生するインナーやパンツも作り始めているな・・・という感じでしたが、今では当たり前のように幾つものバリエーションが作られていて、HERNOもかなり前に進んでいるな・・・という印象。

進む方向が好ましいかそうでないかは人それぞれの考え方かと思いますが、私たちとしてはとても真っ当に、今とこれからの時代の空気感を捉えていると感じています。

従来のイメージを一新、刷新するのではなく、リアルな速度で歩みを進めているイメージ。

なので、私たちとしても違和感なく、戸惑うことなくセレクトできるというわけです。

シルエットもオーバーサイズ、レギュラーフィット、スリムフィットとバランス良く構成されています。

ずっと変わらず細身だけ・・・という感じでもないですし、トレンドトレンドしてオーバーサイズばかりというわけでもありません。

軸足はあくまでもイタリアのクラシコをベースにしたスタイルであり、そこを手厚く提案しながらいくつかの方向性への進化が目指されている感じです。

色々なブランドを見ているバイヤーの目線ですと、どうしても新しいものが魅力的に見え、そちらを選んでしまいがちではありますが、お客様のワードローブを毎シーズン刷新することは不可能で、その必要も理由もありません。

あくまでも自然にワードローブが拡充していき、お客様が望むスピードで充実、変化していくものだと思いますので、私たちとしても選ぶ商品のバランスにいつも注意しています。

やりすぎてもだめ、やらなすぎてもだめ。

鮮度とリアル、必要性、ワクワク感、高揚感、満足感、色々なワードがありますが、とにかく変化を求めているブランドのセレクトはいろんな意味で重要です。

なんのことはないお気持ち表明的な感じになりましたが、HERNOは慎重に選んでいますので、是非色々とご覧いただき、お試しいただきたいブランドです。

ということでこのチェスターコート。
シンプルですが、カジュアル用途がメインという感じですね。

前から見るとクリーンでベーシックですが、後ろはワークウェアのようなヨークがつき、全体的に縫製もしっかり入れられています。

ドレス系のチェスターは表面にあまりステッチが出ないようにするんですが、こちらは意図して見せていることからカジュアル使いをベースに作られていることがわかります。

ドロップショルダーですが、胸囲はそこまで大きくとられておらず、コシのある生地感と相まってドレープ感はほぼ感じません。

然りとスマートなシルエットを楽しみつつ、少しのバランスで現代性を表現している感じですね。

突然オーバーサイズのコートを着ても、戸惑いと違和感を感じることが多いと聞きますので、このくらいの感じでアップデートといいますか鮮度を加えるというのが自然な気がします。

非常にバランスの良い生地感とシルエットなので、ミドルゲージニットとストレート、気持ちワイド的なパンツで合わせるとすんなり決まると思います。

PRICE:217,800yen
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昨年もご好評をいただいているシャツアウター的な、トラッカーシャツジャケット的な一着。

ウールカシミアの上質な素材とワーク由来のデザイン、HERNOらしいスマートなシルエットでとても人気が高かったモデルです。

この辺りは従来のといいますか、HERNOのベース・根幹になるようなアイテムですね。

HERNOが長く培ってきた、提案し続けてきた上品さとスマートさ、エレガンスが全て備わっています。

ハイゲージのニットやシャツをインに、パンツはスリムなウールパンツや美脚デニム・・・みたいな感じが想定されるスタイルになります。

変わらないね・・・と思われるかもしれませんが、なんだかんだで大人の男性を上品に、スマートに(見た目だけでなく内面的にも)、エレガントに見せるスタイルに最も相応しいのがこの感じなので、新しい古いというファッションに特化した概念ではなくライフスタイル、生き方として考えていただければと思います。

ですが、だからといってこのアイテムを現代的に、今のトレンドを加味した感じで着られないか?というとそれはもちろん着られます。

画像のコーディネートのようにパンツを上品なウールのシャーリングパンツにするだけでこなれ感が出ますし、やりすぎないゆとりが出るので自然な大人のリラックススタイルになります。

ジャケット自体のフィティングはシャープですから、インナーにゆったりとしたものを着るのはやや無理があります。
なので合わせるパンツを工夫したり、寒くなってから上から羽織るアウターで調整するというのが取り入れやすいアップデート方法ですね。

もちろん全身スリムが悪いといっているわけではなく、色々と変化がつけられますよ・・・という話です。

ちなみにこの生地の風合い、とても良いです。

デザインやシルエットもさることながら、昨年とても人気があったのはこの生地感によるところだと思います。

HERNOは全ての生地にオリジナルのネームが施されているんですが(全て別注、自社開発ではないと思いますが)、こちらはNEW WOOL CASHMERE。
新しい、モダンなクオリティのウールカシミアということでしょう、混率はスタンダードなウール90%・カシミア10%なんですが、ショートビーバー的な毛足のなめらからとしやかななタッチ、品の良い光沢感など生地自体が非常にエレガント。

なのでワーク由来のデザインと調和が取れ、とてもスマートな見え方になるんです。

オリジナルのスナップボタンのセンスも良いですし、縫製ももちろん丁寧で、着心地も◎。

普遍的なディティールデザインで、飽きが来にくいところも高評価の理由かと。

メタルプレートもお馴染みですね。

このそこはかとない主張。

HERNOが一番初めにやり始めたということはないと思いますが、今では結構色々なブランドがこういったアイコニックなディティールを取り入れています。

識別のため、知っている人が

「あの人が着てるのHERNOやな・・・」

と思わせるためのものではありますが、それが極めて控えめというところが良い意味でイタリアらしくなくて良いですよね。

背抜きで仕立てられているので、着用感がとても軽いのも特徴です。

私も今年で46歳、どれだけ格好良くても「重い」というだけで躊躇してしまいます・・・汗

重さを乗り越えてでも着たい、着続けたいものはもちろんありますが、普通に考えて軽いに越したことはありませんよね。

ということで、こちらも昨年に続きとてもおすすめのライトアウターになります。

PRICE:185,900yen
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