マイナーアップデートしています。
guji(グジ)2025F/W #2
オンライン担当の西出です。
セットアップスタイルを強く提案していこう・・・という程ではありませんが、gujiではスーツをビジネススタイルの軸としているので、そんなに多くセットアップ対応のアイテムをご用意はしていませんでした。
春夏シーズンは気温の関係もあり、盛夏シーズンに向けたリネン混の物をご用意したり、冬はラグジュアリーの王様カシミアを用いたジャケットをご用意したり・・・はありましたが、積極的に上下セパレートながらスーツライクに着られるセットアップはほとんどなかったんです。
ですが、どうでしょう?
gujiの単品ジャケットはスーツジャケットと仕立ての仕様は変更せずに、ポケットをパッチにすることで少しカジュアル見えするように変更しているわけなんですが、共生地のパンツと合わせるととてもスーツっぽく見えますよね。
ドレススタイルのカジュアル化であったり、ビジネスシーンにおけるTPOの変化によって、厳密にスーツでなくてもOKみたいな空気が醸成され、良くも悪くも砕けてきています。
ですが、基本を知ってこそ応用できるという言葉の通り、ドレススタイルのカジュアル化というのはいわば応用編になりますので、まずは基本のドレススタイルを知った上で崩していくというのが正解かと。
決してカジュアルの延長と考えてはいけません。
そういった意味で、gujiのセットアップスタイルはサルトリアルなドレススタイルを芯に持っていますので、崩れすぎることなく応用いただけると思います。
方のラインや全体感はスーツの組み上と同じ。
フルキャンバス仕立ての本格派で、RING JACKET謹製の美しい襟の上りと立体感が印象的です。
アームホールのカマはグッと上がっており、脇にフィットすることで腕の可動域が確保されています。
いせ込みの分量もかなり入れているんですが、ふわふわと弛まないように整えられているのもRONG JACKETの技術ですね。
背中のラインもとても綺麗です。
立体的であり、曲線も感じられ、上品さとグラマラス感が良い塩梅で融合、つまり“色気がある”という感じですね。
見た目の良さと着心地の良さを追求し、ファッションファッションし過ぎずに長く着続けられる普遍性を兼ね備えたバランス。
これを目指し作り上げた、もう何年もシルエットバランスを変更していないジャケットがこちらです。
アームがすっきり見えるところがgujiのこだわりです。
一番初めにRING JACKET製を検討した際、アームをどこまで自然に細くすることができるか?というところにこだわりました。
アームホールにはたっぷりといせを入れているんですが、そうすると生地の分量が出ますのでアームはたっぷりとなります。
そこをうまく削りながら立体的に形作ることができるパターンを求め、試行錯誤を繰り返し辿り着いたバランスです。
「これ以上はできませんよ・・・」
そんなRING JACKETの声と戦いながら、せめぎ合いの中で生まれたパターンです。
本日取り上げるのはセットアップ2型なんですが、どちらも新しい生地サプライヤーのものを使用しています。
LANIFICIO ROGNA ラニフィーチョ ローニャ
あまり聞き馴染みはないと思いますが、上品なニュアンスを伴った発色と、カシミア混というハイグレードな生地が比較的お値頃価格でご用意できる感じでしたので採用しました。
ライトグレー系の生地は結構うわついて見えることが多く、ビジネスでは敬遠されがちではあります。
が、スモーキーな見え方にすることで落ち着きを出し、しなやかなツィード組織で風合い豊かに織り上げることでシックな見え方にコントロールしています。
ツヤっとしない、この塩梅に整えているところが採用の決め手でして、ROGNAのセンスの良さが表れていると思います。
軽やかに羽織っていただけるよう、背抜きになっています。
ハイゲージのニットを合わせて着るのもおすすめですね。
で、タイトルのマイナーアップデートはパンツになりまして、シルエットに少しゆとりを加える変更を2025F/Wシーズンから加えました。
ほんの少しです。
そして、対象はセットアップでご用意しているパンツのみになりました、通常のスーツは従来通りのシルエットになりますのでご注意ください。
渡りや膝幅、裾幅など数値的には数mmくらいの違いになりますが、穿くと結構・・・なでは行かずとも少し変わったかな?くらいは感じていただけると思います。
クラシック、ドレスの世界はドラスティックな変化は受け入れられず、少しずつ、少しずつ変化していき数年後に見比べると結構変わったな・・・となります。
グラデーションの世界です 汗
仕様自体は全く同じなので、純粋にシルエットのみが少し変化したという感じ。
バランスの良いラインです。
スラリとしたシャープさはキープしつつ、太過ぎず細過ぎない上品なバランス。
体型を選ばず、多くの方が穿きやすい、合わせやすいと感じていただける仕上がりだと思います。
なので、セットアップでのご用意にはなりますが、単品パンツとしてお求めになられても良いと思います。
何せ、最近イタリアブランドのパンツはとても高いので・・・汗
この生地クオリティと雰囲気、穿き心地でこのプライスというのはRING JACKET製とはいえ、オリジナルだからこそですね。
コスパ的な観点でも非常に優秀だと手前味噌ながら思います。
ジャケット
PRICE:137,500yen
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guji Yahoo!店
パンツ
PRICE:44,000yen
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もうひと生地、こちらのファブリックもROGNAでして、ウール×カシミアの混率は同じ、ですが組織に違いがあり、こちらは目を凝らさないとわからないくらいのヘリンボーンです。
メランジ発色になっているのでそもそもわかりづらいところがありますが、しっかり見ると確かにヘリンボーンという感じですね。
ブラウン系の生地をドレス使いする場合は、グレイッシュな、スモーキーな色出しのものを選ばれると良いと思います。
赤みのあるブラウンはカントリー感が強くなったり、ワークやカジュアルの印象が漂いやすく、グレイッシュトーンはシックで落ち着いた見え方になります。
暖色ですがシャープさが備わるので、ビジネスシーンというジャンルにおける相性が良くなりますね。
大人の余裕といいますか、気品、懐の深さが演出されるイメージです。
街を歩いていても、あまりブラウン系のスーツやジャケットを着られている方を目にすることはないですよね。
ビジネスはやっぱりネイビーかグレー、これは絶対的なものでして、なかなかブラウンが食い込んでくることはありません。
ですが、このくらいですと十分使っていただけると思いますし、抵抗がおありの方でも受け入れていただける塩梅かなと。
イタリア人は結構ブラウンを着るんですが、日本人にも似合いやすい色だと思うんですよね。
日本人は髪や瞳の色が黒っぽい方が多いので、基本的にはブラウンと相性が良いんです。
特にグレイッシュなトーンを帯びたブラウンですと尚更なので、気になられた方はぜひ一度トライいただきたいところ。
パンツも同じくです。
単品使い良し、セットアップ良し。
ネイビーやグレーと相性が良いので、お手持ちのアイテムと違和感なく合わせていただけると思います。
ジャケット
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パンツ
PRICE:44,000yen
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