伸びて縮む、つまり元通り。
TAGLIATORE(タリアトーレ) 2025F/W #5
オンライン担当の西出です。
8月で5回目のポスト、突出して紹介の多いブランドですが、気合の現われととって頂ければ。
実は既にコート類も入荷が始まっているんですが、それはさすがに8月には・・・ということで自粛しています 汗
9月に入るとまたご紹介しますので、今日のところはジャケット1型とさせていただきます。
ということで、モデルはLIGHTライトです。
軽くてシルエットもほんの気持ちゆとりを持たせていて、リラックスして着られながらもクリーンな印象のモデルのLIGHT、そこにニットジャージ生地を載せて更なるコンフォート性を実現・・・ということで説明は以上になります。
だらだら書かなくても、やれば出来るんです・・・汗
やらないだけで・・・汗
ここからは補足、あるいは蛇足になります。
昨今のドレススタイルのカジュアル化の影響で、ジャケットというものの定義がかなり曖昧なものになっている様に思います。
いえ、ジャケットの定義ではなく、ジャケットを着るべき、着る必要があるシーンが曖昧という感じでしょうか。
曖昧、もしくは多様化。
多様化の方がスマートな表現ですかね、曖昧ですとよくわからないですよね・・・。
フォーマル というスタイルにおいては、ほぼ変わりがありません。
ルールを知らない ということは置いておいて、セレモニー的な要素が入ってくると、やはりキチッとしたルールに則って装いを決めるべきだと思いますので、ベースは変わりようがありません。
で、ビジネス。
これが最も多様性に富んでいます。
以前はキチッとしたスーツ(この表現自体が最早曖昧ですが)にタイドアップ、これが基本でしたが今ではジャケパンOK、セットアップOK、ポロOK、Tシャツ場合によってはOK、カジュアル私服OK・・・、職場の規定によってさまざまですが、こういった変化によって、ジャケットというアイテム自体も多様性を持ったディティールになっており、本当にいろいろなバリエーションが増えました。
細分化が進み過ぎてあまり違いが判らず、悩みの種になっている方も多いのでは?
フォーマルは抜きにして、ジャケットをジャケットたらしめる部分は
仕立て
生地
ディティール
になります。
テーラリングの技術を用いた仕立てなのか、シャツやワークジャケット用の仕立てなのか。
エレガントな生地なのかタフな生地なのか。
ルーツがあるディディールなのか、簡略化あるいは別方向に変化したディティールなのか。
全て前者なのが最も上品でスタンダードなスタイル、後者なのがデイリーカジュアルという感じです。
ビジネススタイルのカジュアル化という観点では、仕立て部分が最も重要だと考えています。
ちょっと乱暴かもしれませんが、テーラリングの技術を用いて仕立てられていれば、エレガントな生地でなくとも、基本のディティールでなくともビジネスで着られる上品さが保たれた仕上がりになります。
逆に、シャツやワークの仕立てになると、どんなに上品な生地でもディティールでも、ビジネスには難しいかなと思います(私服OKは別)。
ちゃんとジャケットとして見える というのは、この考えが基になっています。
LIGHTは、仕立てはテーラリングベースです。もちろん、TAGLIATOREがそういうブランドだからです。
生地はニットです。
カジュアル&リラックス、伸びて縮む、コンフォート性能に特化した生地です。
ディティールは、胸ポケットがなかったり袖がボタンが付属しない筒袖になっていて、カジュアルです。
ですが、トータルとしての仕上がりは上品でエレガント。これが全てですね。
あとは生地や着用感、シルエット、雰囲気の好みでお選び頂ければ問題無しかな・・・と。
ちなみにこちら、普通のニットではなく、裏にキックバックの強い極薄のシートを接着しています。
ニットはその伸縮性の対価として緩み、たるみといった表情の変化が出てきますが、このシートを組み合わせることでシャキッとした風合いが保たれるようになります。
見た目にも、生地的にもだらりとしない、でも動きやすい。
TAGLIATOREとしての「ビジネスでも使えるカジュアル化したジャケット」というのは、これが最終ラインかなと。
「ジャケット着といた方が今日はいいかな?」という場合に対応可能ということです。
もちろん、写真のコーディネートの様に、日々のリラックスした上品カジュアルスタイルというのがこのジャケットの基本にはなると思います。
PRICE:123,200yen
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