TRAMAROSSA(トラマロッサ)2025F/W #1
オンライン担当の西出です。
イタリアらしいサルトリアルな物作り・・・でありつつ、より強く感じさせるのはイタリアらしいこだわりのディティール。
このジャンルのデニムは色々ありますが、その中で根強い人気を誇るブランドがTRAMAROSSA(トラマロッサ)です。
私たちがイタリアンデニムを取り扱い始めた頃は、
「なんでこんなにゴテゴテさせてしまうんだろう」
「このデザインとかステッチとか、普通でいいのに」
「変なノベルティ的な付属をつけるんだったら、その分無くして安くして欲しい」
などと思っていました。
でも、時を経て今思うことは
「自分たちらしさを貫き続ける物作りができるブランドは強い」
です。
それが好みに合うかどうかは別として、好きな人にとって好きなものがあり続けるというのはとても尊いこと。
きちっとしたビジネスベースに乗せ続けられ、継続して物作りができているというのは本当にすごいことです・・・。
新しく取り扱いをスタートしたモデルDANTEダンテ。
長年スリムテーパードのLEONARDレオナルドをメインに取り扱っていて、時々で微妙に変化をつけたシルエットをご用意していましたが、今シーズンはこちらです。
ストレートレッグ
おそらく多くの世代で今最も支持されているシルエットがこちらではないでしょうか。
細すぎず太すぎず、つまり普通、言い換えると自然。
このシルエット感が今のトップスとバランスが取りやすく、合わせやすいんですよね。
なので、他のブランドでは先んじてご用意していますが、イタリアのサルト系デニムブランドでも少し幅を広げてご用意しよう・・・となりました。
もちろん、ストレートとはいえ基本的には細いです。
ワークではなく、エレガントなサルトデニムなのでジャストサイズで穿いていただきたいわけで、そうすると自ずと細く見えるんですが、ヒップや渡りに余裕があるのでピタピタしすぎないところが特徴です。
501に近いイメージですが、501よりも細身でスラリとしている印象。
なのでオーバーミドルが穿いてもやぼったく見えずにスッと落ちるラインになります。
この辺りのシルエット作りがイタリアブランドはものすごく上手ですね。
このイニシャルピンはどうにかならんのかな?と思っているんですが、どうにもならないみたいです。
以前は自分の好きなアルファベットを選べたんですが、今はランダムになってしまいました。
変なイニシャルになったらどうしよう?と思いますが、その時は外してください。
もしくは、ご面倒をおかけしますがご自身でお探しになってください・・・(すいません)。
糸の番手を変えたステッチはアクセントに。
何気なく手が込んでいるところがサルト系デニムブランドの特徴の一つ。
簡素化、簡略化できます。でもしない。
日本ブランドだと、間違いなくステッチなしにしますね。
この違いを楽しんでいただけるか、無用だと思うかがイタリアデニム愛好家としてのベースラインです。
おまけに、刺繍があったり腰裏部分に色々とタグが縫い付けられています。
そのほとんどに、正直意味はありません 汗
意味はありませんが、手がかかっています。
合理化とは真逆の姿勢ではありますが、この方向性もファッションとしては絶対に必要ですね。
手間は省くと本質に関わります。
無駄は省いても問題ありません。
ですが、無駄を楽しむ・・・とまでは言いませんが、パンツの本質であるシルエットや穿き心地の良さ以外にも独自性を盛り込むという、芸術作品にも似た考え方かと思います。
PRICE:61,600yen
guji online shop
ginlet-rakuten-
guji Yahoo!店
PRICE:61,600yen
guji online shop
ginlet-rakuten-
guji Yahoo!店
スキニーを穿いている人はオジ確定。
今すぐスキニーデニムは捨ててください。
みたいな動画を散見します。
そんなに煽ってなにがしたいんだろう?と毎度思うんですが、刺激的なタイトルや内容じゃないと注目されない、注目されないと逆に動画制作者が終わったとみなされる ということですかね。
不安ビジネスといいますか。
もっと本質的に、自分に正直に洋服を好きになってもらいたいな・・・と思うんですが、ひとそれぞれ、時間がある人もない人もいますし、ニーズも千差万別なので、そんなものなんですかね。
いやはや、世知辛い世の中です・・・ということで、このLEONARD、スリムテーパード、いわゆるスキニーに近いシルエットです。
「オジ確定」と言われているアイテムズバリです。
どうです、オジ確定ですか?
私は今年46歳なので、オジでしょう・・・。
着用モデルになっているスタッフも44歳なので、まぁオジでしょう。
といいますか、20代から見れば30代後半以上の人は全員オジでしょう。
ということで、いいじゃないですか、オジで。
オジなんですから。
オジであることを認めることから始めましょう・・・。
ですが・・・!!
いわゆる現実的な、肉体的な意味でのオジということではなく、精神的な意味でのオジとなると話は別。
10年前のトレンドが今も続いている、もしくは新しいトレンドがキャッチできていない、故にスキニーを穿き続けている。
こういう文脈で、スキニーが悪いのではなく考え方、ファッション感をアップデートしないことがオジである、そう言われるとぐうの音も出ないですね。
歳をとると考え方が凝り固まって、新しいことを受け入れる柔軟性がなくなってしまう、それをスキニーシルエットを通してオジというならば、そうでしょう・・・。
今的な言い方にすると 老害 ですかね。
なんにせよ過激な表現になってしまいます・・・。
つまるところ、ファッションにおいてもビジネスにおいても、社会においてもテレビのバラエティにおいても、スポーツの指導方法においてもどんどん新しい物事が生まれ、どんどん前に進んでいます。
それらについて学び、アップデートをし続けることを諦めた時点で「オジになる」と考えると、口撃の矛先になっているスキニーに罪はありません。
わかりやすく槍玉にあげられているだけで、むしろ被害者じゃないですかね・・・?
なので私たちは、巷でどう言われようともこの手の細身のパンツをラインナップし続けています。
これさえ着ていればOK、これさえ穿いていれば最先端、そういう感じで売り出していた人ほど今非難していませんかね?
確かに細身がトレンドの時はスキニーは絶対的な存在感がありましたが、トレンドの本質は一つのアイテムに依存することはありませんし、構成する要素の一つであっただけ。
そんなことよりも、その人の体型に合うであるとか、どう見せたいか、何を着たいか、目指すスタイルに応じて洋服を選んでいただければと思います。
私たちはそのためのガイドとして存在していますし、喜んでいただけるとそこに存在意義が生まれますので。
商品紹介からどんどん離れていっているような気がしますが、要するに
細身のラインでイタリアっぽい感じの、見えないところと一部見えるところが少しデコラティブになっている、非常に仕立てが良くて足が長く見えて、穿き心地が素晴らしくてジャケットとの相性が良いパンツ
をお探しでしたら是非こちらを・・・ということです。
ちなみにこちらのホワイトとブラック、ジップフライでクロップドレングスになります。
PRICE:64,900yen
guji online shop
ginlet-rakuten-
guji Yahoo!店
PRICE:64,900yen
guji online shop
ginlet-rakuten-
guji Yahoo!店
で、ラストはこちら。
上の2本と同じLEONARDで、レギュラーレングスのモデルです。
シルエットは同じで生地違い、レングス違いくらいなので特になにもありませんが、ボタンフライになっているのが目に見えた違いですかね。
ということで、画像をざっとご覧いただければと思います。
にしても全てに製品に付属するこのカラビナ、購入された皆さんはどんな用途で使っているのでしょう?
「そっと外して置いておく」
が一番多いと思うんですが、キーホルダーとか、バッグにつけて何かを引っ掛けるとかですかね?
これをなくして1,000円安くして欲しい・・・や、アルファベット選べるようにして欲しい・・・は私も思ったりしますが、TRAMAROSSAにとってはきっと野暮な話なんだと思います。
PRICE:64,900yen
guji online shop
ginlet-rakuten-
guji Yahoo!店