Bonfil(ボンフィル)2025F/W #1

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オンライン担当の西出です。

本日はBonfil(ボンフィル)です。

ブランドとして知名度があるかないかと聞かれると、おそらくは無い・・・ということになると思います。

検索してもあまり多く出てこないですし、その多くが私たちと同じセレクトショップの販売ページなので、一体どこでみなさん情報を入手されているのか本当に謎のブランド。

というのも、こんなに知名度がなく検索にも引っかかりにくいのに、とにかくよく売れているんです 謎

デザイン的にわかりやすい訳ではなく、実際に触ってみないと生地の良さは伝わらないという類の通販泣かせなブランドのはずなのに・・・。

一体どこで・・・??

という謎人気のBonfi、2025F/Wシーズンも入荷しました。

Bonfilといえばこの生地ですよね・・・というのも、恐ろしく狭い範囲で知る人ぞ知る事実ではありますが、超度詰めのヘヴィーフライス生地。

そもそもBonfilというブランド名の由来は

Bon = 良い
fil = 糸

つまり「良い糸を使う」ということがコアなコンセプトのブランド。

20年間カットソー生地に命をかけて作り続けてきたデザイナーが2022年にスタートしたブランドでして、コレクションはとてもスモール・・・といいますか、コットンはこの生地一本勝負。

他にはウール生地もありますが、とにかくコットンが至高。

gujiバイヤー陣満場一致で“至高”という判断になり、ネックデザイン違いでオーダーをしているという訳です。

カットソーといえばどのブランドも定番、まずはクルーネックから。

長袖のクルーネックは一年を通して着られるアイテムではありますが、こちらに関しては夏はちょっと厳しいです。

というのも、生地のウェイトがとにかく凄すぎて、腕まくりして着るというには無理があるくらいの地厚さです。

この地厚さこそがこのブランドの特徴であり、他のカットソーとは明らかな違いを生んでいる訳なんですが、なぜこれがWEBサイトで、画像で伝わるのでしょう・・・。

本当に不思議です。

透け感が全くないのが伝わるでしょうか?

よく見ると隙間がないですよね??

まぁカットソーの編み地が目で見てわかるくらい隙間があると問題ではありますが、過去見てきたどのフライスよりも隙間がなく、目が詰まっています。

Bon = 良い
fil = 糸

ボンなフィルをこれでもかというくらい贅沢に使って編み上げられた生地になります。

モヴォなフィルをたくさん使っている訳ではありません。

ボンです。

良い原料をたくさん使う、結果クオリティは上がる。ついでにプライスも上がる。

これは当たり前の現象な訳ですが、Bonfilはこのウェイトにしてかなり良心的なプライスになっていると思います。

これも実際に触っていただくと感じていただけるとは思うんですが、WEBでなぜ伝わるかが謎・・・。

しつこいようですが、生地は厚手です。

なので、縫製面はどうしてもポコッとなります。

が、ですが段々と馴染んでくると思いますので、お気になさらず着用いただければと思います。

生地にコストを全振りし、デザインは極めてシンプル。

シルエットはバシッと初回から決めていて変更がありません。

なのでほとんど値上げせずに(少ししましたが 汗)展開し続けることができています。

PRICE:25,300yen
guji online shop
ginlet-rakuten-
guji Yahoo!店

こちらはモックネック。

圧倒的に贅沢なのでミリタリーテイストの生地という概念を忘れてしまうこともありますが、モックネックを見ると

やっぱり男らしい生地だな・・・

と思いますね。

ちなみにBonfil、gujiでは“グジミリタリー”という枠にカテゴライズして提案しています。

この細分化はあくまでもスタッフに向けた

「このブランドはどういう役割で仕入れているか」
「軸足がどこにあり、どのようにお客様に提案するか」
「コーディネート、テイストを合わせるのか、ミックスするのか、外すのか」

これらの理解を深めるためのカテゴライズなので、特に強い意味といいますか意思を持ってカテゴライズしている訳ではありません。

もっと大きな枠組みのgujiやsalotto、balconeとは違う、解像度を高めるためのガイドライン的な区分けになります。

ボディは同じ、この後紹介するタートルネックも全てネック違いなデザインということで、画像をどれくらい載せるか迷いどころではありますが、一応同じバリエーションで載せておきましょう。

色展開もほぼ同じなので似た画像が続きますがご容赦いただければと思います。

ネック高のバランスがよく、生地のフィット感もちょうど良い感じ。

締め付けがキツくなく、緩くもなくというくらいでとても上品ですね。

フライスは着る際にかかるテンションでどうしても伸びやすいですが、こちらはヘヴィーに度詰めしているのでキックバックが強いです。

この整形性の高さ、洗濯耐性の高さもBonfilの魅力。

簡単にいうと

・とても上品
・とても丈夫

です。

肩・袖・裾のデザインは同じです。

PRICE:27,500yen
guji online shop
ginlet-rakuten-
guji Yahoo!店

タートルネックも引き続き。

モックネックに比べると少し緩さはありますが、コットンタートルにありがちな緩さ、たるみはありません。

生地の折り返しの都合上ニットタートルほどシャープにはいきません。
ボリューム感があり、カジュアル見えします。

ですが、生地自体がとてもクリーンで品があるのでジャケットスタイル、セットアップスタイルにも合わせられるクオリティがあると思います。

もちろん前述のクルーやモックネックも同じ雰囲気ですね。

gujiのスタイルのベースはイタリアンクラシコなので、それらと合わせられるコーディネートの汎用性の高さもセレクトに至る大きなポイントの一つになりますので、しっかり吟味しているつもりです・・・。

実際に見てはいないですが、営業の方のお話として、世界でもかなり希少な編み機を使って生地を編んでいるそうです。

見てもいない、聞いただけの話をそのまま書くのはちょっと誠実ではないな・・・とは思いますが、今回はすいません、一応参考程度に見ていただければと思います。

別に珍しい機械を使って作っているから凄いんです・・・という話ではなく、時間と手間、すなわちコストがかかる物作りをしているということが少しでも伝われば・・・くらいなので、ご容赦ください。

一般的に、仕上げのスピードを重視すると生地は薄くなります。

度目を詰めて編むためには原料になる糸もたくさん必要ですし、編み上げに要する時間も長く必要になります。

この、時間をかけてしっかりと度詰めで編むことができる機械というのが珍しいそうです。

大量生産・大量消費の時代に飲み込まれたロストテクノロジー的な・・・。

こんな効率の悪い機械なんか使っていたら時代遅れで納品時期に間に合わないよ・・・みたいな感じで廃れていったんでしょう。

今はクオリティの時代なので、たとえ生産に時間がかかってもより良いものが欲しい、そんなニーズが高まっていますが、かといって新しく古い(?)機械を作ることはコスト的にできないということで、こういった機能がある(機能しかない)機械が重宝されているという話です。

肩・袖・裾は同じです。

お好きなデザインをお選びいただければと思いますが、多くの方がリピート、あるいは色違いで購入されます。

実際に触られると、「この方向性のクオリティは他にはない・・・」と実感いただける結果ですね。

もかするとBonfilは不特定多数ではなく特定少数の超物好きな方に支えられているブランドかもしれません・・・。

PRICE:27,500yen
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ginlet-rakuten-
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