LARDINI(ラルディーニ)2025F/W #2
オンライン担当の西出です。
昨日紹介したgujiオリジナルのスーツ類、こちらが実はguji内では無類の強さを誇り、良くも悪くもインポートスーツのオーダー数を極限まで減らしてしまったという結果がありまして・・・汗
生地良し、仕立て良し、プライス良し。
弱点はあるの?と聞かれると、そもそも自分たちで企画しているので弱点になるところは未然に潰しているわけで、だからこそ広く、長く、多く支持を頂いていると思っています。
・・・が!!
それはそれとして!!
やっぱりインポートのスーツが欲しい。
salotto提案しているブランドだけでなく、他でも欲しい。
そんなお声を内外から頂いていますので、ここ数年は少しずつですが各ブランドからオーダーを増やすようにしています。
インポートブランドでスーツをオーダーする際はやはり
ニュアンス
こちらをとても大切してに選んでいます。
それは生地の空気感であったり仕立ての方向性であったり、複合する雰囲気であったりブランドが表現したいスタイルであったり。
gujiオリジナルはフルキャンバス仕立てなので、単純な「本格仕立て」的な見方をするとオリジナルに軍配が簡単に上がってしまいます。
だからこそ、そういった部分ではない、言語化がなかなかできないところを何とか言語化して伝えたい。
無理なら写真の雰囲気で伝えたい。
それも無理なら是非店頭で実際に感じて頂きたい。
そんな気持ちでご用意しています・・・。
LARDINI(ラルディーニ)ではこちらが特に一押しです。
ジャパンフィットモデル“ADVANCEアドヴァンス”のスーツバージョン。
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日本人の体型に沿った限定モデル – ADVANCE
「ADVANCE」モデルは日本人の体型を意識して作られた特別なモデルです。
背幅を広く取り、肩先や袖振りが前に付き、動きやすいのが特徴です。
■ADVANCE model のポイント
・日本人体型を考慮した前肩仕様
・柔らかく丸みを帯びた肩回り、控えめなウエストのシェイプ
・パンツのウエストとヒップ周りをハーフサイズ大きく修正
・スーツ上下のフィット感のバランスを改善
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こちらがオフィシャルの説明なんですが、以前展開していたスペシャルというモデルとイージーというモデルを足して2で割って、少し日本人体型にアジャストさせたという感じ。
もっと簡単に言うと、カチッとした見た目で日本人に体格に合いやすく、軽く仕立てたモデルです。
なのでこのモデルに関しては、仕立てのうんちくもさることながら
「着たときの見た目が好き」
という直感的な選び方で良いと思います。
モデルのスタッフはサイズ50を着ています。
昨シーズンまでは48を着用していましたので、今でも普通に48でも着られます。
ですが、気持ちリラックス感が出るように50サイズに変更しました。
ピタッとしたフィッティングではありませんので好みがわかれるところかと思いますが、現代的・今日的な、理想的な雰囲気ではないでしょうか。
バックスタイルはこんな感じで腕が動かしやすいですね。
ウエストラインが程良くすら入りと見えますので、とても美しいスタイルになります。
アームも程良くシャープ。
イタリアのファクトリーブランドでは今はこのくらいがスタンダードですね。
細過ぎず、緩すぎない。
特に緩すぎないというところがポイントで、このアームのラインでスタイル全体のシャープさが表現されます。
細過ぎると別軸のスタイルになりますので、バランスの良さが光りますね。
肩はナチュラル。
パッドを入れた構築的なモデルも最近LARDINIは提案していますが、あくまでもそちらはファッション軸になりますので、ベーシックな、ビジネスも視野に入れたスーツスタイルはやっぱりナチュラルショルダーが基本です。
背抜き&大身返し。
当たり前でしょ・・・と思われる方は、普段から良いジャケットをお召しなんだと思います。
素晴らしい・・・。
前回のブログでも書きましたし、この後も出てくるので比較になりますかね・・・。
ADVANCEは袖4ボタン。
ROMAは袖3ボタンになります。
パンツもスラリとした感じ。
この辺りは特に大きな特徴はありません。
イタリアのスーツのパンツの多くはこのシルエットですね。
ブランド問わず、スタイル問わず、ややスリムなテーパードフィットというのが基本であり、最も完成されたバランスということ。
1プリーツ。
両玉縁とボタン。
ウエストの内側もしっかりと作られています。
最後になりましたが生地。これが素晴らしいですね。
色・艶・奥行き・タッチ全てが極上です。
こちらはLARDINIの定番生地になるんですが、とにかく色気があるんです。
正直この生地だからこそオーダーをしている、それほどに良いと感じているファブリックです(個人の感想 汗)。
日本の生地もたくさん見ますが、こういったタイプの見え方は絶対に無い・・・とまでは言い切れないですが、まずありません。
イタリアの、インポートだからこそのムードがありまして、だからこそセレクトしています。
gujiオリジナルとは別の特徴があり、LARDINIならでは、LARDINIだからこその空気感。
プライスはまぁ・・・というところですが、お好きな方には絶対に刺さるモデルだと思います。
PRICE:302,500yen
guji online shop
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ROMAのスーツも初登場。
ROMAスーツは2パッチポケットになります。
今LARDINIが提案するインターナショナルなライトジャケットはこのROMAになります。
ジャパンフィットにせずともフィッティングが良く、自然な感じで着られるバランスに仕上がっています。
要するに、細いシルエットがベースになると骨格の違いが強く影響するのでジャパンフィットが必要、気持ちリラックス感を意識したフィッティングですとインターナショナルにカバーできるということでしょうか。
それでもピンポイントなバランスで仕立てられているので、針の穴がきっちり通されているモデリングだと思います。
ADVANCEと遜色のない仕立てです。
厳密にはマシンを使用する箇所が増えたり、少しポケットが簡略化されたりはしていますが、パッと見てわかるという程の違いはありません。
これぞ企業努力の結晶という感じ。
繰り返しになりますが、3ボタンです。
お間違え無いようお願いします。
組下パンツは同じで、完成されています。
もっと先に生地の説明を・・・かもしれませんが、一応儀式としてモデルの説明を先にしました 汗
今後は生地の説明から入るかもしれませんし、繰り返すかもしれません。
とりあえず、書く。書いてから考える。そのスタイルで行こうかなと・・・
ということで、こちらはフランネルです。
ネイビーと同じくLARDINIの定番生地として、毎年提案されているファブリックでして、生地スワッチの台紙には
“STRETCH WORSTED FLANNEL”
とあります。
「ストレッチの効いた 梳毛の フランネル」
フランネルは一般的には紡毛ですが、タッチをサラリと洗練された雰囲気にしつつ、温かみを控えめにしたバランスを求める場合は梳毛を用いることがあります。
梳毛で織り上げたフランネルはシャキッとしたタッチと控えめな起毛感があり、ほのかな艶も感じさせる上品なフィニッシュになります。
どうしてもトラディショナルなフランネルはガシっとしていて英国的な空気感が出ますので、イタリア的な解釈でフランネルを用いた場合は梳毛を選ぶことになります・・・ということで、LARDINIでもウーステッドフランネルを用いています。
こちらは300g/mなので結構軽めですし、ストレッチが入っているので着用感もコンフォート。
極めてイタリアらしい、色気と着心地の良さ、馴染みの良さを重視したファブリックだと思います。
色もやや深めのグレー、最も合わせやすい塩梅ですね。
PRICE:273,900yen
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