il micio(イルミーチョ)2025F/W #1

Pocket

オンライン担当の西出です。

ーーーーーーーーーーーーーー

しばしばアーティストと職人の違いについて語られることがあります。一般的に、アーティストは自己表現を重視し、職人は技術や商業性を重視するとされています。しかし、深谷はその考え方に疑問を抱いています。芸術家にとっても表現を実現する上で、技術は必要不可欠なものであり、職人にも人間である限り、表現への欲求という自己が存在しています。また、芸術を実現するためには金銭的な面も切り離せません。ミケランジェロやレオナルド・ダ・ヴィンチも、パトロンからの注文に応じて作品を制作していました。深谷は、フィレンツェで長年ものづくりを続ける中で、アーティストと職人という枠にとらわれず、職人としての技術とアーティストとしての個性を融合させた自分にしかできないクリエーションに挑戦していきたいという想いが出てきました。

ーーーーーーーーーーーーーー

私たちがセレクトしているアイテムは、il micio(イルミーチョ)のコレクションといいますか作品の中ではごくごく一部・・・という感じですが、是非il micioというブランドの全体像をご覧頂きたく、まずはこのサイトを見てみてください・・・!!

il micio di Hidetaka Fukaya

元々はビスポークシューズブランドだったのに、いつしかバッグとか革小物ブランドになってない?と思われている方にこそチェック頂きたいと思います。

とても素敵な想いが詰まったコレクションです。

で、私たちはあくまでもセレクトショップなので、全体の中から目指している、提案しているスタイルにマッチするものを選んでいます。
単純に物に惹かれることもありますし、お店・ブランド共に強くなり、上がっていくためのセレクトでもあります。

ベルトは幾つか種類がありますが、一番の特徴は深谷氏自身がアンティークマーケットで探し出すバックルです。

一点ものに使用するなら特に数量に問題はありませんが、私たちの様にセレクトショップのオーダーとしてある程度の数をサイズ違いで作る場合、同じデザインのものを複数個用意する必要があります。

「深谷氏がデザインを気に入り、且つある程度の数が手に入れられるもの」というなかなかの高ハードルを越えて生み出されているのがil micioのベルトコレクション。

「いいけど数がちょっとしかないのよね・・・」は残念ながら商品化されません。

とかいいつつ結構なバリエーションのサンプルあるのね・・・かもしれませんが、これは深谷氏の努力の賜物。

比較的華奢なものが多いのはil micioというブランドの持つ特性ですし、他にはない珍しいものがあるのも同じくil micioの特性です。

(ちなみにこんな感じで↑バッグのストラップを留めるバックルにも使ったりします)

今シーズンは編み込みタイプでご用意しました。

使っているうちに数cm伸びてくると思いますが、長くなる分にはベルトループに通したり、クルッと巻き込んで垂らしたりと応用が効きますので問題なしと考えています。

PRICE:58,300yen
guji online shop
ginlet-rakuten-
guji Yahoo!店

gujiでも沢山仕入れ、沢山購入頂きましたドロストポーチ、いわゆる巾着ですね。

細かなパーツを組み合わせて成型することから柔らかな丸みが表現されていて、このデザインと非常に相性が良いように思います。

そんなにたくさん入りませんが、そもそも巾着には物をたくさん入れませんよね??
サイフ、携帯、鍵、そのくらいで充分です。

糸や針を用いず、全てレザーパーツを使用した編み込みで作られているんですが、その理由は部分的に破損しても交換可能、つまり修理が可能だからという理由もあるそうです。

こういった職人さんがデザイナーとして運営されているブランドは「生きている限り生涯修理対応します」と仰られます。
自分も、愛用の品も同じように歳を取りますので、大事に丁寧に使い続けたいですね。

PRICE:108,900yen
guji online shop
ginlet-rakuten-
guji Yahoo!店

デザイン違いです。

先ほどのは巾着、こちらはミニショルダー。
サコッシュ的なタイプですね。

体に沿って持ちやすいようにフラットにストラップが取り付けられていて、たすき掛けした時のバッグの収まりが絶妙です。
フィットするといいますか、バッグが浮かない感じ。
これが結構重要なんです・・・。

フラットになる用に取り付けているので、開口部がやや狭くなっています。
ですが、物の出し入れには十分という感じ。

ちなみにストラップの長さ調節はできません。
ですが、丁度腰位置少し上あたりに落ち着く長さ(ストラップ部分の長さ105cm)なので、ほとんどの方が問題に感じないと思います。

一度オーダー会をguji大阪店で行って頂いたんですが、オーダーの空き時間にコツコツ作業されている姿を拝見したことがあります。

職人の手作業、繰り返し行うことで熟練され、洗練された動きや仕事ぶりはずっと眺めて居られます。

この細かなコマといいますかパーツをどれだけの数扱ってきたんだろう?と思うと尊敬の念しか生まれませんよね・・・。

ちなみに型抜きも以前は一つ一つやられていたそうですが、今は機械でバシッと大量に・・・とまではいかないですが、ある程度の数量が抜けるようになったそうなので、少し効率化されたと仰っていました。

PRICE:165,000yen
guji online shop
ginlet-rakuten-
guji Yahoo!店

最近SDGsという言葉をあまり聞かなくなってきたというのは、純粋に良いことだと思います。
(プレミアムフライデーも全く聞かなくなりましたが、それとは大きく意味合いがちがいまして 汗)

もともと物を大切にする、無駄を生まない精神が強い日本人には備わっていた感覚だと思いますので、馴染みも早かったということでしょうか。

サステナブルが当たり前。

作る側も買う側も成熟している証左です。

il micioのSDGsコレクションはバッグ自体のデザインは決めてオーダーしますが、色合いや使う革は仕上がってくるまで不明。

自社を含むフィレンツェの工房から協力を得て使えない残った革を集め、それを加工してパーツにしていきます。
その工程上パーツによって多い少ないが出てきまして、決まった配色にするのは不可能。

ですが、当たり前ですがきっちり深谷氏らしい、il micioらしい雰囲気に仕上げてくれます。

ワンオフ的な要素が強いアイテムになりますので、色合いにビビビッと来られた方は是非に・・・という感じです。

PRICE:187,000yen
guji online shop
ginlet-rakuten-
guji Yahoo!店

シェアする

facebookでシェア
twitterでシェア
RECRUIT! スタッフ募集
2025年7月
« 6月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  
上に戻る