2025F/W IGARASHI TROUSERS(五十嵐トラウザーズ)
オンライン担当の西出です。
初めてお伺いさせて頂きました、IGARASHI TROUSERS(五十嵐トラウザーズ)の東京事務所。
青山一丁目にありまして、近くまではよく来ていたんですが、ここにあったとは・・・という感じの少し奥まったところにあります。
ホームページやインスタグラムなどでアポイントを取れば、誰でもこちらで気軽に?オーダー出来るそうなので是非に・・・。
基本的にはビスポークもしくはパターンオーダーになりますので、既製品をラインナップしているセレクトショップはほとんどありません。
聞くところによると片手で充分に足りるくらいだそうで、もっと言うと2本の指で足りるそうです。
生産数に限りがある事と、ラインの拡充を目指さずに、クオリティをしっかり担保しつつ自社のブランディングを高める為だそうですが、そんな中で弊社に価値を見出して頂けていることは本当にありがたく、光栄に思います。
タイミングが良かった・・・ということに尽きるかもしれませんが、そういったことを含め、運と縁ということなんでしょう。
アシスタントバイヤーの小林が生地を吟味している最中、私が気になったのはコレ↓
Vitale Barberis Canonicoのロゴがプリントされたキューブです。
なんとなく中身が何かはお分かりかと思いますが、
刈り取った状態の生?のウールと綿の状態まで加工したウールです。
クオリティはSUPER160’sとのこと。
正直これだけ見てもわかりませんが、書いているのできっとそうでしょう・・・汗
紡績業界で長く働かれている方であれば、これを見るだけではっきりとわかるのかもしれません・・・。
わからないのかもしれかせん・・・謎
生のウールは動物性の毛ということで、少しねっとりとしていてわずかにオイリーなタッチ。
匂いはもともとなのか抜けたのかはわかりませんが、気になる様な事はありませんでした。
これが様々な機械や人の手を通り、生地となり洋服が生み出されるという事実。
人類が長年積み重ねてきた英知を結晶という感じです。
私たちはセレクトショップの販売員なので流通上川下に位置しますが、いろんな情報を調べればある程度手に入る時代になっているので、もっと川上までさかのぼった総合的な知識が必要と感じます。
専門性と汎用性のバランスが大事だな・・・と感じる今日この頃、やはりファクトリー見学などで知識を深め、小手先ではない販売体制の構築が急がれる・・・という気がします。
ちなみに、2025F/Wシーズンは新たにほんの少し変更を加えた別注を展開予定です。