ブランド価値について
オンライン担当の西出です。
先日RING JACKET(リング ヂャケット)さんよりロロピアーナ社のファブリックを使用した商品についてのガイドラインが更新され、今後適用されることになったという連絡を頂きました。
概要をかいつまんで言うと、
100人が見て100人がLOROPIANA社が作った製品、商品では無いと解らなければNG
ということ。
通販サイト、商品のラベルを見て
「これってロロピアーナが作った商品かな?」
と一人でも疑問に思うことがあればアウトだそうです。
お客様のリテラシーに任せるのではなく、誤解を招く表現を徹底的に排除してくださいという事。
例えば、弊社の商品ですと
RING JACKET(リングヂャケット)
guji別注LoroPiana SUPER150’sウールギャバジンソリッド3B1プリーツスーツ GUJ-01A/GUP-02/RE022S31【オールシーズン】
今までは(まだ今もですが)↑の表現で商品名をつけていましたが、これだとNG。
「RING JACKET(リングヂャケット)guji別注LoroPiana」
(なんやコレ意味わからんけどロロピアーナが作ってるのかな??)
と思う人がいないとも限らない。
今後は
RING JACKET(リングヂャケット)
guji別注SUPER150’sウールギャバジンソリッド3B1プリーツスーツ(LoroPianaロロピアーナファブリック使用)GUJ-01A/GUP-02/RE022S31【オールシーズン】
『LoroPianaロロピアーナファブリック使用』
これが重要だそうです。
生地はロロピアーナの物を使っていますが、製品はロロピアーナのものではありませんよ
これを明確に示す、もしくはロロピアーナ自体を商品名に示さないようにする必要があるとのことです。
ちなみに、袖ネーム取り付けもNG。
今後gujiで販売されるロロピアーナファブリックをつけた商品は、全て表に見えるところにラベルが付くことはありません。
他社さんの製品でも、ロロピアーナの生地を使っていても同様のガイドラインに沿うことが求められます。
まぁ、これは単にわかりやすさを重視した日本特有(と聞いています)の訴求方法で、ある一定のレベルを超えたブランドがたとえ有名メーカーの生地を用いていたとしても、外側にはラベルは付けません。
付けたとしても内側、もしくは内ポケットの中など見えないところ。
付けないブランド、生地サプライヤーを明かしていないところもトップブランドには多く見られます。
「ロロピアーナの生地を使ってます」
これを声高にアピールにするということは、その権威を借りることでしか製品の魅力を発信できないブランド
という見方もできます。
ロゴやラベルの使用方法、画像についても細かなガイドラインを設定。
徹底して、「ロロピアーナが製造している商品ではない」ということを明確に示すように作られています。
正直なところ、現段階のguji別注のRING JACKET製スーツやジャケットには生地のラベルを袖に付ける必要はないと私は思います。
少なくとも、弊社の様なラインナップのセレクトですと、特に必要はない物なのかな・・・と。
BelvestやGianfranco Bommezzadriをメインに、以前はISAIAなどをラインナップしている店なので、RING JACKETというファクトリーの仕立てやモデリングに魅力を感じてセレクトしています。
もちろん、ブログでも接客でも、動画でもセンスと技術にフォーカスしてお伝えしているので、プラスアルファの魅力として「どこそこの生地を使っています」とお伝えしてきました。
RING JACKETほどのファクトリーが認めて採用している生地
考え方としてはこちらの方がベターと考えても良い時期なのかな・・・と。
なので、袖ネーム禁止の通達はguji別注RING JACKETアイテムのステップアップとしても、ロロピアーナ社のブランド保護の観点からも自然かと思います。
これでもし売り上げや販売着数が下がることになると・・・、弊社の力不足が露呈します。
「ブランドネームの力を借りて売っていた」
そういわれないように頑張りたいなと思います。
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今日の気になる↓
YCHAI(イカイ)のWESTERNウェスタン コットンリネンダンガリーソリッドウエスタンシャツ。
意外とニッチなアイテムですが、これは使えるな・・・な36,300円。
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