商品に見合った人間になりたいということ

日記的なこと2022年6月3日

商品に見合った人間になりたいということ

オンライン担当の西出です。

「上質な音楽も料理もかしこまって味わうものじゃない

当たり前のように存在していることこそ豊かである証だ」

Artisteアルティスト　というマンガの一コマです。

天才的な味覚・嗅覚を持ち料理人としても一流のスキルを持っている主人公ですが、人付き合いが苦手であることから様々な苦労をし、周りに助けられつつ徐々に人間的に成長していく・・・的な漫画でして、そもそも天才ですやん・・・という感じではあるんですが、話の流れやまとめ方が凄く上手くて読後感が心地良い作品です。

そんなArtisteの作中で、音楽家である老人が主人公にかけた言葉が冒頭のもの。
ファッションにおいても通じる考え方といいますか概念だな・・・と。

人間が生きていく中でもっとも健やかで居られるのが豊かさが自然と自分の中に存在している時。

お金があるだけでは幸せではない。
幸せはお金では買えない。

これはよく言われることだと思いますが、物の権威や価値、人が決めた優劣などに振り回され過ぎると本質的なものを見失い、心が貧しくなります。
単に高級ではなく上質、これを自らの価値感で見分けることができ、それが生活になかに意識することなく自然に溶け込んでいることこそが豊かである証というわけです。

私たちが取り扱っている洋服は高級であり上質なわけで、だからこそ私たちが豊かであることの概念を理解し、自分たちも豊かにならないとな・・・と思ったわけです。

希少性を煽り、需要と供給のバランスを意図的に崩すことによって本来の価値に見合っていない価格を作り出す商売も多くなっています。

「豊かであることとは？」

そんなスタイルが提案出来るように頑張ろうと思います。

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