Fiamore(フィナモレ)のファクトリー
オンライン担当の西出です。
これまで幾つかのファクトリーを視察させていただく機会がありました。
イタリアを代表する重衣料ファクトリー、スコットランドのトップカシミアファクトリー、日本の重衣料ファクトリー、ニットファクトリー、パンツファクトリーなどなど・・・。
ですが、シャツは私自身の経験としては初となります。
Fiamore(フィナモレ)。
私自身愛用しているシャツブランドで、特にドレスシャツが体に合っていて最も好んできているわけですが、今回ついに来訪が叶いました。
Finamoreは今年で100周年。
タイミングよくアニバーサリーイヤーでして、それはファミリーで経営するファクトリーにとって特別なものであることは容易に想像できます。
現当主のシモーネさんは4代目とのこと。
数世代にわたって堅実につなぐことで実現する100年の重み・・・、それが製品のクオリティにしっかりと現れているように思います。
そんなに大きなファクトリーではありませんでしたが、生地の保管、裁断、縫製、ウォッシュ、ボタンつけ、プレス、検品、たたみ、箱詰め、発送までを一貫して行えるような無駄のない配置になっていました。
手作業を大切にしつつ、効率も追い求められたレイアウト。
全てが最適化されながら、高いクオリティを感じさせる技術力。
やっぱりすごいブランドだな・・・と改めて感じました。
あとは、働いている方に活気があり、なんとなくですがとても楽しそうに働かれていたように思いました。
基本的にはライン作業なので、同じ工程を黙々と、延々と繰り返す作業になるんですが、そこには確かな活気とプライドを感じさせる空気が溢れていました。
こういった工員さんの雰囲気も、製品のクオリティに大きく影響しているように思います。
ということで、改めてFinamoreのことが好きになった視察となりました。