【完全版?】ほぼ出そろったところで日本一の品揃え(本日は長編です)。
BERWICH(ベルウィッチ)2025F/W #4
オンライン担当の西出です。
今回の納品でほぼ出そろいました。
gujiが今最もプッシュしている、ドレス的にもカジュアル的にも穿くことが出来る汎用性の塊ブランドことBERWICH(ベルウィッチ)。
このご時世イタリア製を貫き続けているブランドは少なくなりました。
いえ、少なくなったというより、価格が高くなり過ぎて市場から姿を消しつつある・・・は言い過ぎですが、オーダーするのに躊躇することから弾数が減っているというのが現実の話。
そこでBERWICH。
プーリアを本拠地にイタリア製を貫き続け、製品からイタリアらしい色気や柔らかさが感じられ、イタリア人がこだわる見た目の良さを誇り、ドレスパンツをベースにした立体的な縫製と着心地の良さは本物中の本物。
ということで、gujiでかなりの予算を割いてオーダーを続けています。
結果、現在日本一の品揃えという誉を頂きました。
金額はかなり増えてきましたが、どうかはわかりません。
やはり大手セレクトショップさんのオーダー金額は凄いので、私たちは広い店舗面積を活かした品揃えにこだわっています。
いろいろな生地をセレクトしているということで日本一の品揃えとご理解頂ければと。
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本日は結構長いので、ここで目次を。
ページ内リンクになっていますので、よろしければどうぞ・・・。
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こちらでも結構な時間を割いてご紹介していますので、是非に・・・。
動画の中でこれから入荷しますと言っている生地やモデルも先日到着しましたので、WEBアップも完了です!!
まずはスポットで注力しているモデルARDBEGアードベッグから。
スコッチウィスキーがお好きな方ですとピンときますよね。
アイラウイスキーの中でも最もスモーキーなウイスキーいう評価を得ている、ちょっとだけお好きな方向けのシングルモルトです。
BERWICHではスピリッツシリーズとして、現在でも人気のSCOTCHを筆頭に、SAKEやGINといったお酒の種類を冠したモデルがいくつか提案されていました。
(今はスピリッツというシリーズ自体がなくなり、単体のモデルとしてラインナップされています。)
そんなスピリッツシリーズとして考えると、ARDBEGはSCOTCHの中に含まれるんですが、単品銘柄が冠されていることから、SCOTCHの流れを汲みながら、少しクセを加えて派生させたモデルという位置づけです。
THE MACALLAマッカランがシングルモルト界のロールスロイスと表現されるよう、優雅で安定感のある、比較的多くの方に受けいれられやすい味わいに比べ、“スモーキー”という表現がつくウィスキーの味は好みがわかれます。
お酒の銘柄とパンツのモデル名が文章の中に混在するのでわかりにくいかもしれませんが、何が言いたいかといいますと、BERWICHのARDBEGは好きな人は好き、合わない人は合わないというモデルになります。
少したっぷりとしたシルエット。
BERWICHが得意とする、メリハリの効いたライン作りではなく、少し野暮ったい、洗練されていないアダルト感があります。
これを私たちは良い意味での鈍臭さととらえ、逆に気に入ってオーダーをしているわけです。
股上が深く、腰回りとヒップに安定感がありますので、ウエスト位置を高めに合わせることで全体のラインが自然に美しく落ちるようになります。
ヒップポケットはフラップ付き。
ワーク調といいますか、少しタフさ、カジュアルさを感じさせるディティールです。
ちょっと生地の関係で見づらいですが、2プリーツです。
程良い膨らみが表現されていて、クラシックな魅力がありますね。
このクラシックな魅力というのは、現代的でモダンなタイプとは一線を画すということ。
SCOTCHやBERTOのスラリとした美脚感はARDBEGにはなく、どこか懐かしさを感じさせるシルエット。
ですが、こういったパンツを今のバランスのトップスと合わせることで、スタイル全体が現代的にアップデートされた見え方になりますので、使いどころを間違えなければかなり活躍するパンツになります。
SCOTCHやBERTOをいくつかお持ちの方の、新しいBERWICHとしてお試し頂ければと思います。
英国ファブリックのライトツィード。
イタリア生地に比べて少し粗野でガシっとしたタッチになりますが、そこまで硬いというわけではなく、普通に穿いて頂ける塩梅のツィードです。
何といいますか、色気が控えめ・・・というより、生地からは感じられません。
ですが、英国生地で仕立てるイタリアパンツ、これが大人の余裕を感じさせるバランスに仕上がりますので、イタリア人は好んで採用するタイプの生地ですね。
PRICE:46,200yen
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コットンギャバジンはサラリとしたタッチとストレッチ性があり、カジュアルスラックスの代表的なファブリックです。
素材の関係上ウールに比べリーズナブルな価格になりますので、この辺りからトライされるのも良いかもしれません。
色合いとしても、ベーシックで使いやすいタイプを選びました。
PRICE:31,900yen
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BERWICHではたまにロロピアーナファブリックがほんの少し提案されているんですが、価格が高くなるので採用は見送ることが多いんです。
ですが、このナチュラルトーンのグレンチェックはとても気に入りましたので、この後でも出てきますが他のモデルでも採用しました。
ジャーゼリー。
ジャージではありませんがジャージのような伸縮性を持つファブリックコレクション。
ロロピアーナらしいしなやかなサキソニーですが、結構伸びるのでびっくりされるかもしれません。
そもそものしなやかさに加え、この伸縮性により異次元の穿き心地の良さを誇ります。
もちろん、見た目の良さは言うまでもないくらいに美しいです。
PRICE:72,600yen
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ハウンドトゥースはグレーの濃淡でご用意しました。
適度にウェイトのある生地なんですが、このクラスの生地を使用して税込み4万前半というのは結構奇跡的だと思っています。
価格が抑えられているので良い という単純な話ではありませんが、紳士な物作りを行いながら、日本の市場や為替をキチッと考えてくれる良心がBERWICHにはあります。
(他のブランドには無いということではありません・・・汗)
ドレス的なタイプの生地感ですが、ARDBEGなのでカジュアル調のコーディネートで穿いて頂くと良いと思います。
PRICE:42,900yen
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ということで、ここから第二章です・・・汗
ファッションディレクター高田 朋佳氏。
氏が主催するWEARLNESSのサイトにはこうあります。
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WEARLNESS とは、wear(着用する)とwellness(満たされる・生き生きする)を組み合わせた造語。
ファッションクリエイター高田朋佳の信念である”装うことで満たされる”を表します。
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細かいディティールやスタイルにこだわることももちろん大事ですが、根本的な意味で、洋服を着ることそのものを楽しみましょう・・・的な意味だと私は捉えているんですが、合っていますかね・・・??
そんな髙田氏が提案するモデルがこのTOMYトミー。
朋佳のトミーですね。
BERWICHはファクトリーブランドなので、別注も柔軟に対応していまして、最近は干場氏の別注H DUEアッカデュエも人気です。
で、このTOMY、すっきりとしたプリーツ入りのストレートシルエットです。
細すぎず、緩すぎず。
BERTOよりもゆとりがあり、ARDBEGよりも洗練されているバランス。
登場自体はARDBEGよりも早いモデルになりますが、ARDBEGが出たことにより、より特徴が際立つことになったと思います。
裾はデフォルトでタタキ仕上げになっていますので、カジュアルに穿いてほしいというのが髙田氏の狙いですね。
シンプルなスリッポンやブーツ、あるいはローテクスニーカーなどと合わせるのが良さそうです。
癖のないバックスタイル。
テーパード感が控えめのストレートレッグ、今最も注目されているバランスだと思いますが、数年前からこのスタイルなので、高田氏の先見の明が光るというもの・・・。
2プリーツです。
最近はノープリーツの需要も高いですが、サルト仕立てのブランドなので、プリーツはあってこそ美しいという気もします。
お好みですが、イタリアンパンツのモダンフィットですと、このバランスがとても良い様に思います。
イタリア系のシャークスキンはどうしてもドレス由来のしなやかでサラリとしたタッチの生地が多いですが、こちらはきっちりウェイトを詰めて織り上げられている、とてもタフなファブリック。
ガシガシ穿いてもヘタらない、傷まない、変わらない。
そんな生地になりまして、やはり髙田氏のカジュアルに穿いてほしいという意図が込められていることが伝わります。
この生地、過去SCOTCHやら何やらでさんざん採用してきたんですが、お求めになられた方が口を揃えて「年をまたいでも今年買ったような感じ」と仰います。
とても優れたファブリックであると思いますし、シャキッとしているので縦のラインを綺麗に出してくれるので、TOMYやARDBEGのようなシルエットの生地に向いていると思います。
PRICE:47,300yen
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髙田氏のイメージって皆さんどんな感じなんでしょう?
動画等を拝見するに柔らかで落ち着いた、何となく朗らかな口調で展開するトークとは裏腹に、見た目はちょっと悪そうな感じがするギャップがありますよね。
イタリア人的といいますか、身も心も軽やかな感じで異性が気になる色気があるという感じがするんですが、このパンツはそれを体現しているように思います。
ブラックのチョークストライプ。
ストレートレッグの単品パンツになることで、ギャング感控えめ、ファッション感高めのバランスに落ち着いているように思います。
トップスは上品な物を合わせるとバランスが取れて良いのではないでしょうか。
PRICE:42,900yen
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そしてここからが第三章・・・汗
欠品していたライトグレーが再入荷し、4色揃いました。
こちらでご紹介していますので、今回は多くを語らないようにしますが、すっきりアクティブで、上品で、ジム使い、旅行使い、普段使い全てが叶うモデルという位置づけ。
穿いた人から干場氏になる・・・みたいないわゆる干場シルエットになっていますので、お好きな方、以前買い逃した方、色違いを探されている方は是非に・・・。
この手のジャージパンツでダブル仕上げというのは過去見たことがないですが、ちょっとしたドレス風味の加え方が干場氏のセンスの良さですね。
繰り返しのお伝えになりますが、フロントだけでなくバックスタイルにもステッチクリースを入れているところがこだわりポイントです。
PRICE:38,500yen
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第三章を流したので、早めに第四章に突入することができました。
ここからはBERTOベルトになります。
新入荷の生地、遅れて入荷してきた追加カラーも併せてどうぞ・・・!!
ずらりと並べるとこんな感じです。
多いですね・・・。
でも、多く品揃えてお客様に吟味する楽しみを感じて頂きたいということなので、ブログが長くなるのはご容赦頂ければと思います。
書いている方も辛い・・・ことはなく、好きでつらつら長文を書いていますので、その点はご安心を 汗
先日先行して入荷していたグレージュとブラックをご紹介しましたが、グレーとブラウンが入ってきて4色揃いました。
いわゆるテクノウール。
ウールの混率は控えめですが、ウール見え、ナチュラル見えしつつ快適な機能性が備わった人気のシリーズ。
今年から生地がアップデートされ、少し地厚でよりシャキッとした感じになりまして、よりクオリティがアップしている様に思います。
PRICE:37,400yen
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細やかなハウンドトゥースもご用意。
もうお忘れの方も多いかもしれません 汗
本日のブログの第一章、ARDBEG編でもグレーの濃淡ハウンドトゥースはありましたが、あちらの方がざっくりとしていて、こちらはサラリとしています。
ドレス風味が強いイメージになりまして、すっきりしたモダンイタリアなテーパードシルエットにはこちらの方がマッチングが良いという判断です。
岩佐監督はBERTOをドレスパンツのイメージで穿くことが多いようですが、この生地もそんな感じで使って頂けると思います。
PRICE:42,200yen
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イタリア人はデニムをこよなく愛しています。
日本的な、リアルヴィンテージレプリカも大好きではありますが、同様にリラックスデニム、コンフォートデニムも大好きでして、それがこちらで採用しているファブリックになります。
いわゆるワーク系の、ヴィンテージに連なるタッチとは違い、あくまでもデニムなんですけどツヤッと色っぽい、そんなタイプになります。
極めてイタリア的な解釈の生地なので、BERTOのようなシルエットにとても合いますね。
デニム由来の無骨さ・タフさは控えめに、日常に色気を加えてくれるイタリアンテイストが特徴です。
ジャケットと合わせてもドレスダウンに見えないところが特徴でして、まとまりの良さ、収まりの良さ、ドレスパンツに通じる品格の高さが◎です。
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先ほども登場したロロピアーナです。
気に入り過ぎてBERTOでも採用しました。
これがオリジナルのパンツですと
「気に入ったので・・・と言いつつ一反潰さないといけないのでモデルを分けたな・・・」
と勘繰られるところではありますが、ファクトリーブランドの提案生地なので、極少オーダーでも通ります。
なので、本当に気に入ったと信じて頂ければ幸いです・・・涙
PRICE:72,600yen
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同じくロロピアーナ。
ジランダーです。
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イタリアの高級生地ブランド「ロロピアーナ」が展開する、ニュージーランド産スーパーファインメリノウールを使用した生地のコレクション名です。
その特徴として、ロロピアーナらしい美しい光沢と発色の良さを持ちながら、適度なハリコシと優れた防シワ性を兼ね備えており、ビジネスシーンにも最適なオールマイティな生地とされています。
高級ブランドであるロロピアーナの生地の中では、比較的手に入れやすい価格帯である点も特徴です。
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最近検索するとAIが要約してくれるので助かるんですが、その下に小さく
「AI の回答には間違いが含まれている場合があります。」
とも書かれていますので、結局検索する側にも一定の知識とダブルチェック、トリプルチェック体制が必要ということ。
ネットの情報を学習して要約しますので、結局のところどこかの誰かが責任・無責任問わず書いていることがベースになっています。
当然私が書いているこのブログもAIの学習内容の一つになりますので、ブランドやメーカーにきっちりと裏取りをして、正しい情報をお伝えするように努めています。
にしても、ちょっと安すぎるのでストック生地かと思われます。
倉庫に眠っていた、まとまった数量を仕立てるには足りない、でも少しなら作れる。
そんな生地をリーズナブルな価格で・・・という感じですね。
ロロピアーナの生地を用いて3万円台というのは、今後普通にはあり得ないと思われます・・・。
ちなみに生地はライトフランネルで、ロロピアーナらしいしなやかさと上品なニュアンスカラーが特徴。
もっと高くないとおかしいパンツです・・・謎
PRICE:39,600yen
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ようやく最終章です 汗
最終章はSCOTCHスコッチ。
こちらも追加カラー&新入荷でいかせていただきます。
最早説明不要となった感のあるSCOTCH。
決して長くなったから説明を省くのではなく、ご存知の方も多いと思いますので、早めに生地の説明に入りましょう・・・ということです 汗
といっても先ほどから何度もご紹介しているテクノウール。
SCOTCHもグレージュとブラックが先行して入荷していましたので、グレーとブラウンが入ってきたところで4色出揃いました。
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懐かしい系のグレンチェック。
昔のグレンチェックは今夏な感じだったな・・・という印象ですね。
最近のはもっと柄がパキッと立っていて、モダンな雰囲気です。
対してこちらはクラシックで、落ち着いた感じ。
柄が強く浮かんでこない、控えめな見え方なんですが、グレイッシュなトーンで表現されているので単に古臭いわけではなく、きっちりアップデートされている印象。
こういった生地のSCOTCHを穿くと、その日から気持ち的にはイタリアにトリップした感じになりますね・・・。
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大トリはこちら、ロロピアーナ。
本日三度目の登場になりまして、最早どうかな・・・という気がしないではありませんが、
「この生地気に入ってたけどBERTOだったらな」
「SCOTCHだったらな・・・」
というお客様の逃げ道を完全にふさぐ戦略になります。
是非お好きなモデル、シルエットでお選び頂ければと思います。
私たち洋服業界のスタッフも、イタリア人も、お客様もみんな大好きロロピアーナ。
間違いのない、絶対的信頼感のあるイタリアンファブリックですね。
PRICE:72,600yen
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