2022年秋冬プレコレクションを終えて
こんにちは。 gujiの高階です。
素敵なXmasを過ごせましたでしょうか。
僕は子供達の笑顔に癒されてました、、笑
先日、2022年秋冬のプレコレクションの仕入れに行ってきました。
毎期の仕入れには、プレコレクションとメインコレクションの2回の会期があります。
ブランドによっては、プレコレクションのみ、メインコレクションのみと様々なのと、会社によってはプレコレクションには参加出来なかったりもします。
プレコレクションを開催しているブランドは、基本的には”ファクトリーブランド”と言われるメーカーが多いのですが、gujiでは根幹となるブランドが多数あります。
TAGLIATRE、GRANSASSO、BAGUTTA、hevo、LARDINI、BERWICH・・などなど様々なブランドが展開します。
プレコレクションは、基本的には、今季の提案というよりは、継続の生地やモデルの納期を早く出来ること、下代の交渉も少し出来たりします。
ですので、以前までは仕入れバジェットの7割ぐらいはプレコレクションで仕入れを起こしていました。
反面、メインコレクションでは、そのブランドの今季の提案や新モデル、新生地などなど、「今季のうちはこれ!!」とバイヤーに提案があります。
それが、イタリアのPITTIでプレゼンテーションされます。
また、PITTIに出ていないブランドはイタリアのミラノにショールームを持つブランドもあれば、その期間中に借りて展開することもあります。
ミラノでもPITTIほど大きくは無い合同展示会場もあり、そこでの展開もあります。
gujiも皆様のおかげで、展開するブランドも大きく増え、メーカー様からお声が掛かることもあり、毎回の仕入れも充実した内容になっています。
ですので、メインコレクションの際も様々なブランドを拝見する機会も増えていますので、メインコレクションで仕入れを起こす割合も以前に比べて増えました。
同時に、プレコレクションの内容もかなり充実してきており、以前とは全く違います。
プレコレクションを回りながら、大体の展望を掴み、gujiとして何を推していくのか決めていきます。
展示会を見る前に、来季のトレンド傾向やカラーの傾向、シルエット、ディティール、注目ブランドなどなどの情報収集を自ら行い、店舗の要望も確認します。
それと、行ってみての内容を自分の中で合致させていくのですが、来季のgujiの推しは、、、、、まだ決定では無いですが、、、、
一つ目は、「W(ダブル)」
Wジャケット、Wスーツ、Wコート、Wブルゾンなど、Wのデザインの商品は増やして行こうと思います。
カジュアル化が進むという言い方が良くないのかもですが、新しい着こなしが生まれてきているのが、今のファッション業界です。
Wジャケットなどの在り方にも変化が出てきました。
既に提案はしてきましたが、今一度しっかり提案して行こうと思います。
二つ目は、「ブルー」
2022年春夏から、積極的に提案していく予定ですが、秋冬では冬のブルーを提案をして行きたいと思います。
フレンチブルーと言われるカラーがイメージではありますが、それに関連してイタリアのらしいブルーも提案できたらと思っております。
また、継続して、ベージュやライトグレーなどのニュアンスカラーも継続して展開して行きます。
三つ目は、「良いウール素材」
カシミアはgujiの一番得意とするところです。
とは言え、来季は様々なブランド、店舗から展開があり、そのカシミアもピンキリになるのかもしれません。
そして、原材料の高騰によりかなりの値上げが生じます。
僕としては、カシミア100%でなくとも素晴らしいウールで価格も見合った商品は沢山あると思っています。
実際、プレコレクションでもその展開は増えていましたので、来季はカシミア以外の素材にも注目して頂けたらと思います。
勿論、カシミアもしっかり展開を行い、選りすぐりの本物のカシミア素材の商品をご用意したいと思います。
と、まだまだこれから色々広がっていくとは思いますし、もしかして方向転換するかもしれませんし…汗
全ては今後のメインコレクション次第です。
メインコレクションでは、トレンドを発信しているブランドの展示会も多々ありますので、そういったところからもインスピレーションを受け、2022年秋冬も良いラインナップなるようにしたいと思います。
また、ringでも展示会を回ってきました。
ringでは、ring色を濃くし、お客様に分かりやすく伝わる展開を考えています。
PTやgiab’s ARCHIVIOなどの主軸となるブランドは勿論、ringのイメージが伝わりやすいBARENAなどでも新しい試みがありますので、乞うご期待ください。
また、あの新規ブランドの展開もあるかも⁉︎
今後は、ringやbigliettaの出張報告も機会があれば書いてみようかなと思います。
それぞれのセクションでコンセプトも違えば、規模も確実に違いますので、任されている責任も変わってきます。
その責任の中で、しっかりお客様に発信が出来たらと思います。
反面、どのセクションでも同じなことは、「良い物」を展開すること。
これは、弊社だけでなく他社さんもそこに着目していると思います。
guji.ring.bigliettaは、それに付け加えて、「面白い物や事」を発信したいと思っています。
その内容はまた後々に、、
来季も楽しみですね〜