garoh blouson01の魅力に迫ります
ご無沙汰しております。ringの則包です。
7月より新体制のブログ編成となり、筆を取ることが少なくなってしまいまってしまいましたが、ブログの新たな形として弊社PR部署の管轄のもと、有益な情報を発信していければと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。
来月から25FWのring商品についてのブログもスタートしますが、それに先駆けて・・・というわけではなく25SSリリース商品についてですが、本日の内容はgarohです。
私自身ヘビーにローテーションさせていただいた”garoh blouson01“についてお話させていただきます。
HEUGN(ユーゲン)デザイナーの小山 雅人氏に依頼し製作していただきました。
garohはアイテム毎に名前が付けられ、ナンバリングすることで個体を識別しているのですが、blousonのファーストモデルということで”01″が語尾に付けられ”garoh blouson01″と命名されます。
佇まいを見ると非常にミニマムですね。しかしこのミニマムなデザインの中に拘りがこれでもかというほど詰め込まれておりますので、少し紐解いていきたいと思います。
元のインスピレーションソースはCarhartt(カーハート)の名作と言われているデトロイドジャケットがベースになっております。
カーハートというと”ダック地”と呼ばれる太めのコットン糸を高密度に織り込んだ平織りの素材です。ハリが強く耐久性に優れたタフなファブリックはワークブルゾンにはうってつけですね。
そんなタフの象徴でもあるブルゾンがソースですが、仕上がりは気品すら感じる端正なものに変貌しております。
素材は先述したダック地とは対極にあるようなコットンライトポプリン。素材が違うだけで一気にクリーンな印象を漂わせています。
コーデュロイを用いられることの多い襟も共地にすることでモダンに映ります。
数センチジップを開けた時の襟の雰囲気に拘られたそうです。上記の画像のような開き具合と解釈をしておりますが、確かに美しいですね・・・。この襟を肴に晩酌できそうなくらい美しいです。
ブルゾンタイプだとリブやシャーリングで裾を絞るのも定番ですが、このモデルはパターンワークで裾をまとめ上げています。
アームホールや身幅にはゆとりを持たせて膨らみを出しながら、裾にかけて収まり良く落ちていくシルエットは違和感のないナチュラルなフォルムを生み出してくれています。
店頭で吊っている状態を一目見てわかるような工夫ではないのですが、羽織ってみた時の収まりは確かで、着て意識をすることで初めてわかる細かな拘りを感じられます。
裏地の身頃には定番のキュプラではなくジャージ素材を採用されております。
かつてのメゾンブランドなどによく用いられていた仕様で、キュプラと比較すると肌当たりが良いので、気持ちよく着用することが出来ます。
裏地をホワイトにすることで、着用時にチラッと見える時や吊っている時に清涼感を放ってくれるのもポイントです。クラシックなアイテムをどう軽く着るか、ということも考えられており、知れば知るほど袖を通すのが楽しみになる1着です。
カットソーを合わせて軽く見えるようなこなしをしつつも、パンツはウールパンツを選ぶことで、軽く見えすぎることなく装うことが出来ます。軽すぎず、堅すぎずといったバランス感を意識してスタイリングしたくなります。
見た目は引き算で構成されたミニマムなデザインですが、シンプルになればなるほど細かなディテールや、拘りが光り派手さとはまた違った存在感を放つ。そんなブルゾンです。
その他のアイテムやスタイルを掲載した25SSカタログが更新されておりますので、是非ともスタイルイメージを膨らませるためにご覧いただけますと幸いです。
garoh(ガロウ), NEWS!! | guji