『パリの面白さと広さ』
実りのある出張へ
出張報告②パリ編



こにちは。 gujiの高階です。
本日はミラノ編に続き、パリ編です。

前回のブログはご覧になれましたでしょうか。

相変わらず、バタバタな出張ですが、僕達は決して大手企業のように余裕はありませんし、毎半期必ず誰かしらが海外出張に行けるだけでも有難いことだと思っております。

今回は僕が行かせて頂きましたが、歳やキャリア関係無く日常の仕事で成果を出し、社のお客様の期待を背負い、今後のgujiを担って行くスタッフは、是非本場のファッションの最前線の空気に触れて欲しいと個人的には思っています。。
僕もまだまだですが…汗

さて、本題のパリ編です。

前回の出張もタイトな日程で回りましたが、今回も初めてお伺いする場所を増やし、出来る限りパリのファッションウィークを満喫してまいりました。

ミラノは1日だけでしたが、パリは3日間になりますので、駆け足で報告したいと思います。

因みに、、
7月12日前後に、VLOGのような形でこの出張の模様は弊社YouTube『guji network!』に流れますので、是非そちらもご覧になってください〜
恥ずかしいですが、、笑

初日は朝早くから開始のJUNYA WATANABE MANのランウエイショーに。
相変わらず凄い人で、日本の有名芸能人も来ています。

こちらのブランドは展開はしていませんが、COMME des GARCONS SHIRTを展開しているので、特別に見させて頂いています。

トラッドをベースに革新的なデザインと着こなしは、これぞファッションというものを見せつけられていますし、それを自分の環境に置き換え、自分自身の発想のインスピレーションにもなっています。

圧巻のショーでした。

続いて、パリ中心地から少し離れた場所のRYODAN showroomへ。
ここでは、新規ブランドの発掘です。


前々から気になっていたT.T。
ここのプレゼンテーションは毎回驚かされます。
京都の祇園に店舗を構え、空気感は洋服の域を超えます。
ringのバイヤー陣と一緒に日本での展示会を拝見出来ないか、、
名刺だけお渡して次の場所へ行きます。

ここも初めてのSAGANのshowroom。

弊社の通販チームは、株式会社グジの100%子会社としてグジネクストという社名で運営しております。
そこのボスが西出なのですが、そのネクストが先日めでたく店舗をオープンさせました。
その名は、「STORE N」。
西出のN、ネクストのN、様々な意味があると思いますが、それは本人に聞いてみてください。

話を戻しますと、このshowroomはSTORE Nの仕入れになります。
株式会社グジでは展開はしませんが、STORE Nでは展開を検討しています。
SAGANの鞄はとても品があり創造性を感じる物ばかりです。
gujiとは違う、新しい幅のあるお店ですので、是非「STORE N」にも足を運んでみてください。

STORE N
〒550-0001 大阪府大阪市西区土佐堀3-1-5 2F
Phone: 06-6131-4321
【STORE N公式通販サイト】

次は、gujiで展開のSERAPHINです。
写真撮影も禁止ですので背面だけ、、、

ものすごい生地が出てきましたので、是非ご期待ください!
初めて見て感じた生地でした。。
やはり他のレザーブランドと比べて、一格上を感じますね。。

「Place de la République」
こんな広場を横切りパリに来ていることを実感しながら次の展示会場へ向かいます。。


近くまで来たので、パリで展示会を開催しているHEUGNへ。
こちらのブランドは日本でしっかり拝見するので、大変お世話になっているデザイナーの小山さんと少し話して、次へ行きます。
海外からもオーダーが入っているそうで、今後もブランドの勢いは増していくと思います。

その途中、話題の本屋さんの「Ofr paris」を少しだけ寄り道しちゃいます。
ここで販売している本は、日本で買うとかなり高価になると思います。
また、品揃えの多さが群を抜いています。
各店舗内のビジュアル備品用でも良いので欲しいなぁと横目で見ながら、次へ急ぎます。

続きまして、ANTHONY PETOへ。
このブランドは創業近くからずっと続けているブランド。
思い入れはものすごく強いですが、実は選べるものは限られてきます。
gujiのスタイルで採用できるものを選ぶのですが、うーん今回はなににしようか・・
少しの数でも継続したいブランドの一つですね。

続きまして、前回ピックアップまでして断念したNEHERAへ。
レディースが有名なブランドですが、メンズのコレクションもとても素敵です。

こういった良いけど展開を断念するブランドは多々あります。
それは、色々な理由があります。
条件面や弊社の色にあっているかなどなど・・
店舗で展開する上で、そのブランドがどういった役割なのかを明確にならなかったり、既にそういったブランドは展開していたりすると、良くても断念はします。

当たり前ですが、仕入れは自分の買い物ではありませんので、全店舗にご来店される全てのお客様の為に行っていますので、点では無く、線になる仕入れを心がけています。

今回は、STORE Nでは興味を示していましたが。


パリのこの時期は、22時でも昼間のような明るさです。
また、空がとても爽やかです。
日本とは少し違った時間を過ごしなが次へ向かいます。

こちらもSTORE Nの仕入れ。
SEBLINEとLutz Morris。

SEBLINEは、シャツとしてのクオリティもさることながら、ノージェンダーなシルエットとデザイン。
着ているだけで違った感覚を持てるシャツと言って良いかもしれません。
gujiでは展開はしていませんが、西出がやりたかった品揃えの一つを感じるブランドのように思えます。

また、その横にあるこちらも同じ感覚を持てるLutz Morris。
次は、L.L.Beanとのコラボもあるとか、、
そんなことを出来てしまう柔軟性もブランド独自の感性に繋がっているのかもしれません。

数年前に行ったきり行けていない、Regisの牡蠣料理。
行きたいと思い、店前まで行きましたがもう入ることは許されませんでした、、
次回にリベンジを果たしたいと思います。。

その日も美味しく楽しく晩御飯を頂き、次の日への活力にしていきます。

朝からオペラ座をジャックしているベッカムを眺め、名店CHARVETを通り、COMME des GARCONS SHIRTのミニランウェイショーを拝見にしに行きます。
こちらも朝はそこそこ早いので連日の睡眠不足は続きますが、パリに来るとそれ以上の興奮があるためパワーが出てきます。
特にこう言ったショーは勝手にテンションが上がりますね。

やっぱ良いですね〜
今回もとても感じるものがありました。

アイテムで見るとシャツは当然ですが、スニーカーやTシャツ、パンツにも目が惹かれました。
次は今までとは少し違った内容での展開になるかもしれませんね〜


オペラ座の裏を抜けて、、


次はSUNNEI(スンネイ)です。
サンネイだと思っていましたが、正式にはスンネイみたいです。

コレクションはスポーツとポップが融合しているような内容で、それを更に洗練させているような、、

balconeのストリート要素はこのようなブランドを掛け合わせることで生まれてきます。
どのように他のブランドと混ぜられるかなどを考えながらセレクトしてきます。

今回のご飯で一番響いたのがフォー料理でした。
身体の毒素が抜けた気が勝手にしてしまいました、、
また、味も本当に美味しく、これはハマりそうです。。

そして、こちらは出張に行く前にお話を頂いていたTRICOTのアトリエ。
カシミアのニットをパレットのような色バリでご提案できるイベント案件です。

こう言った仕入れ以外の案件も増えてきたことは有り難いです。
展開商品以外のブランドを、期間限定でもお客様にご提案出来るかもしれません。
まだまだ難題は残っていますが、面白い企画になればと思います。

そして、次はbigliettaで展開のroberto collinaです。
僕はレディースのバイヤーも兼務していますので、海外でしか見れないコレクションはお伺いします。
弊社でも人気ブランドではありますので、引き続きベーシックでありながら、少しの面白さを提案出来ればと思っています。

近くに、YLEVEの展示会も開催していましたので、少しだけ寄ってデザイナーの田口さんともお話しました。
garohでもいつか参画して頂きたいデザイナーさんなので、今後も更に深いお付き合いができればと思っています。
商品のセレクトは日本で改めてしっかり行います。

そして、balconeの名付けの親でもある、maryyaの展示会場に行きます。

レディースライクな商品が増えて来ているので、メンズのセレクトは限られてきます。
ニットの柔らかさや優しさを感じるブランドは、ここが一番でしょう。

レディースbigliettaでも人気ブランドですが、それは日本でレディーススタッフと共にzoomで対応して頂くことにしました。

そのまま恒例のマリアさんご夫妻とクスクスのお店へ、、
ここはとても人気店で予約も受け付けていません。
あの川久保怜氏も毎回いらっしゃいます…
マリア夫妻の優しさに癒されて、次の日の為にゆっくり寝ます。

日の平均歩数が16000歩。
50歳手前の僕達には流石に疲れが出てきます。
西出の膝もあまり上がらなくなって来ているような…

しかし、この風景が目に入ると清々しささえも感じてしまいます。

そして、LEMAIREです。
数シーズン前にようやく展開まで漕ぎ着けたブランドです。

やはり良かったですね〜

内容は細かくは伝えられませんが、今の東京で流行っているスタイルの先駆けではないでしょうか。。
そこにインポートらしさが加わり、日本にはない空気感のあるブランドです。

何もきばっていない、究極のナチュラルを感じるブランドですので、老若男女問いません。

bigliettaでも展開したいのが本音ですが、その力を付けれるように頑張って行きたいと思います。

パリ市内の壁には色々なアートがあります。
こういうのが自然とある街にいると、ビジュアルのセンスも変わってくるのでしょうか。。
良いですよね〜

そして、COMME des GARCONS SHIRTです。
安定のFOREVERラインはセレクトしながら、ショーで予習した内容も少し。。

楽しみにしていてください!

マリア夫妻おすすめのフォーの店へ行き、2人で2日連続で汗をかきまくり、次の場所へ向かいます。

rive gaucheと言われる左岸。
そこの中心と言ってもよい、Saint Germain des Prés教会。
これも、パリならではの風景です。

その左岸にあるHUSBANDS。
普段は店舗でありながら、この時期はショールームとして使っています。

ナポリ生産でありながら、パリの今の気分を提案しているブランド。
クラシックもモードも関係なく、新たなミックスを提案し、今後このブランドが日本へどのような刺激を与えていくのかがとても楽しみです。

トレンドなど関係なく、自分が思うファッションを貫き皆を驚かさせ感動させているブランドは、この時代には本当に貴重です。

小さいコレクションですが、凄く刺さる内容でした。

ところで、海外出張中、guji e bigliettaのInstagramのストーリーズは見て頂けていたでしょうか。
ストーリーズハイライトに残していますので、良かったらご覧になったください。
告知もせずに勝手にあげていたので…汗

昔、ワクワクして行ったサントノレにあるHOTEL COSTESの横を通り、、、

MANという合同トレードショーへ。
久しぶりに行きました。
実は海外ブランドの発掘というよりは、日本のブランドも数多く出ており、直接名刺を渡したいなと思うブランドがあったので行ってみました。

行ってみて初めて気づきましたが、BERNARD ZINSが出展していたので顔を出しに。。
久しぶりに社長のフランクさんにお会いして、レディースの新たなモデルを紹介して頂きました。
これも日本に持ち帰り、日本でまたしっかりコレクションを見直します。

しかし、暑い。。
日本と変わらないぐらい湿気を感じましたが、今の日本はそれ以上に暑いですが、、
水分補給もしながら次へ向かいます。

こちらは、最後の場所。
レディースbigliettaで展開しているIsabel Marantです。
ビッグブランドだけあり、ショールームはとても大きく、そのブランドの個性も感じる内容でした。
今は日本で展示会をしていませんので、この時期に見させてもらっています。
定番の物から、ブランドらしい物まで並んでいて、コレクションは大きく変わるというか、益々強くなっているように感じました。

bigliettaは、今は良い意味で展開の内容をクリアにして行っています。
これからのお客様、今来てくださるお客様、その方達が本当に欲しい物を展開して行く為に一度整理をして、新たな方向へと向かう予定です。
今は、gujiやringよりも我慢が多い仕入れにはなっていますが、必ず新生bigliettaとして生まれ変わった内容にする予定です。

その為にIsabel Marantをbigliettaの中でどうしていくのか、、これも考えていきます。。

最後の夜のお食事は、ビストロ料理。
創作系でセンスあるお店で、日本人も少なめ、、

ナチュラルワインが美味し過ぎて酔っ払ってしまいました。。


流石に疲れていたのか、電車の中で立ちながら寝ていたかもしれません、、
海外では、危ないですよね…汗

そして、次の日の昼便で日本へ。
帰りの飛行機はトランジットがあったので、またまたロストバゲージを恐れていましたが、、、

なんとか無事に荷物は出て来ました〜汗汗

いやー、長いブログになりました、、
もう既にここまで見ていない人の方が多いと思います笑

パリは何度行っても”面白い”と感じます。
また、”広さ”を感じます。
この長いブログで、それを少しでも感じて頂ければ嬉しいです。

今季の商品部の社内での裏テーマは『伝える』です。
見ないだろう、どうせ伝えてもとネガティブに思うことはこちらの主観や思い込みかもしれません。
何をしても一度でそんな大きな変化はありません。
また、全ての取り組みが当たるわけでもありません。

ならば、少しでも弾数や時間を増やして、色々なことを出来る限り伝えて行きたいと思っております。
後輩達もそれぞれ頑張っていますので、一応商品部のボスの立場でもあるので、自分が一番やらないととお尻を叩いてもらっています汗

イタリアもフランスもまだまだ今の自分達では知らない出会いや場所があるはずです。
また他の国でも、日本でも。
それが少しでも見つかって行けば、今後の出張の意義や意味や理由は更に広がってくると思います。

今回はミラノもパリも今までと違った”実り”を感じた出張でした。
guji.ring.biglietta内でこれを少しでも形にして行きたいと思っていますので、これからに是非ご期待ください!

近々公開予定のVLOG動画も是非ご覧になってください〜


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