『新しいイタリア』
実りのある出張へ
出張報告①ミラノ編


こんにちは。 gujiの高階です。

セールはご覧なられましたでしょうか。
まだまだ在庫はありますので、宝探し感覚で探してみてください!
また、4日から2025年秋冬の新規商品が通販サイトで公開されています。
今回はgujiの代表的なブランドTAGLIATOREからです。
こちらも合わせてご覧になってください!

【guji online shop】
【ginlet】
【guji yahoo shop】

ブログのあり方が代わり、初めての更新になります。
前回のブログの説明はお分かりなられましたでしょうか。

約20年間続けて来たこちらのブログですが、当初は紹介する商品も少なかったこともあり、お勧めのご飯屋さんの紹介や、スタッフのあったことなどの報告をしていました。
まだ、他社にいた僕の結婚式のことも書かれていたり…汗
掘り下げると、まだ若い僕達が出てきたりします笑

今後は原点回帰ではないですが、より僕達スタッフの思いの強いブログにして行きたいと思っています。

商品もイベントも見るだけでは分からないことも多々あると思います。
また、YouTubeやInstagramでは伝えていても、同じ内容を他のスタッフの言葉や思い入れをテキストでしっかり伝えていくことで、何処かでお客様に感じて頂けたらと思っています。

今後の新しいブログは、文章が長くても短くても、「伝えたい」という僕達の気持ちがより強く伝わる内容にして行きたいと思いますので、このまま継続してご覧になって頂ければと思います。

本日は、先日まで行かせて頂いていた海外出張の報告になります。
前に言ったと思うのですが、僕自身バイヤーからディレクターみたいな肩書きに変わりましたが、今回は本セールとパリのファッションウィークが被り、またまた最小人数で最短日程で行くことになり、そうなると数回行かせてもらっていて、皆よりは慣れている僕が行くことになったのですが、せっかくなので新しい目線で物を見ようと意識して行ってまいりました。

前回も最小人数で行くことになっていて、出発直前で相方の通販のボスの西出が家庭事情で行けなくなり1人で行くことになりました。
出発から飛行機が大幅に遅れ、案の定初のロストバゲージを体験しました…
また、手元に届いたのは、帰国前日の夜。。

この教訓を活かし、パリ直行便を取り今回は初めて全てをパリ泊にしました。
また、パリで初めてのAirbnbに。
部屋の内装などは西出が書いている通販ブログをご覧になってください。

着いて早速、洗礼を受けました、、
飛行機は遅れることなく到着し、いつも通りタクシーを拾ってホテルに行く流れですが、パリのタクシーは空港間は一律の値段になっているにも関わらず、早速ぼられそうになり途中で降ろされて再び拾うことに。

海外は日本とは違い、ある程度は警戒しないといけません。
タクシー内でも常に嘘の無いGoogleマップは手放せません。
変なルートで向かっていないかなど、、

ホテルに到着して、初めての洗練が、、
スーパーに水などを買いに出かけると、、記録的な豪雨が…
あんな激しい雨は初めてかもと言うぐらい、撮影する余裕も無いぐらい、、
道路が川になっており、膝下まで来ていました…
この雨により飛行機も止まったとか、、

びしょびしょになりながら、何とかホテルに帰ってきて、直ぐにシャワーを浴びようとしたら、今度はお湯が出ない…

2人で色々やってみましたが、その日は諦めるしか無く、水で浴びました。。
次の日からお湯が出たので、まあ良かったのですが、、

その日はスーパーで買ってきたピザをサクッと食べて速攻で寝ました。
というのも、次の日は6時半発の飛行機でイタリアのミラノに日帰りで行くスケジュールにしていた為、3時間ぐらい寝て朝の4時前にホテルを出て空港へ。

50歳手前の僕達にはまあまあなハードなスケジュールでした、、汗
一日中ミラノを周り、21時の飛行機でパリに戻り、電車でホテルまで。
まあ大丈夫やろという安易な考えでしたが、いざやってみると、単純に激しく疲れました・・

そのミラノですが、内容の濃い一日となりました。
と言うのも、冒頭でお伝えした通り、新しい目線でイタリアブランドの良さを見つけ、その後自分達が日本のマーケットに合わせて如何にアップデート出来るかをお題に見て周りました。

今回訪問するところは、初めて行くHERNOとBERWICHとFINAMOREの新ショールーム、必ずお伺いするTAGLIATOREとLARDINIのショールーム。
そして、コロナ前ぶりのここにしか無いレモンパスタのあるLA LATTERIAのご飯屋さん。

ヨーロッパのショールームは、朝は10時から夜は18時までしか基本開いていません。
出来る限り周りたかったので事前に無理を言って、早めに開けてもらい遅くまでご対応頂きました。

HERNOは新たなショールームになり、以前の3倍くらいの広さになったとか。
やはり、一つ一つがカテゴライズされたショールームは分かりやすく、ブランドがこの先どうして行きたいのかがよく分かりますし、新しい備品を細かく使用することで一つの物が良く見えます。

得意のオリジナル化繊を使った品々が並んでいましたが、この気候ですし、シャツとのセットアップを強化しており、中綿アウターよりも軽量な商品がズラっと並んでいて、新しいHERNOを感じることが出来ました。

地下に行くとLaminarがズラっと並んでおりましたが、幾分かギア感は抑えめになっている様子で、日本のドメスティックシーンをしっかりリサーチしたような内容になっていました。

実際、お話しを聞くと何処のイタリアブランドも日本に来て、必ず人気のドメスティックブランドのリサーチはするそうで、シルエットや作りなどを研究し、それをそのままやるのでは無く、”インポートらしさ”を残しながら部分的に参考にしているそうです。
それだけ、今のドメスティックブランドの完成度が高いということでしょう。

ですが、この”インポートらしさ”というのは、日本国内では表現できません。
それを残しながら新しい形を作っていくのはなかなか至難の業です。
また、それが上手くできるブランドも限られてきます。

僕自身は、その”インポートらしさ”がある新しい形のあるブランドを探しています。
HERNOは、常に新しい進化を考えチャレンジしているからこその今回のコレクションになっていましたので、是非楽しみにして頂けたらと思います。

そして、念願のLA LATTERIAへ。
運良くあまり並んでおらず、直ぐに店内に入れました。


やはり、美味しかったですね〜
ここでしか食べれないレモンパスタを数年ぶりに食しましたが、前よりも更に美味しくなっているのではと思いました。

それもほどほどに時間もありませんので、次のショールームへ向かいます。

続きまして、TAGLIATOREです。
この時期は既に日本の営業の方は帰国しており、本国のメーカーの方と直接お話ししていくことになります。
とは言え、何度もお会いしていることもあり、かなり気さくにお話し頂けますし、ゆっくり話して頂けるので、大体の内容は分かります。
細かな内容など分からない時はアプリがありますので便利な世の中です。。

ブラウン、ボルドー、ライトグレー、サーモンピンクなどなど、次は更にブラウン系は注目です。
また、そこにモノトーンを取り入れていくのも一つのポイントに感じます。
素材はより艶やかな物が出て来ており、シアサッカーの生地もとても気分になります。

形はジャケットは勿論ですが、何処のブランドもブルゾンやシャツの提案が以前よりも増えています。
こう言ったアイテムこそしっかり見ないといけません。
イタリア過ぎるとモダンさは無くなりますし、かと言ってモードブランドに寄せ過ぎると良さが無くなります。

ジャケットを主体にどのように、こう言ったコレクションを日本に発信していくか。
また、弊社としてもどのように伝えどのようなスタイルで提案するかは、本当に重要で、これをやって行かなければ、お客様にはこの変化は伝わりません。

“インポートらしさ”を損なわない新しい形。

タリアトーレはパターンワークがとても巧みです。
ジャケットも新たな形が出ていて、よりリラックスしたシルエットですが、とても綺麗です。
この辺りを日本に持ち帰って吟味して行きたいと思っています。

その後はLARDINIへ。
イタリアブランドの中では、いち早く新たなクラシックの提案を始めたブランドと言って良いでしょう。

値段が数年前と違い高騰したと言う声は実際多いですが、それはリブランディングを図り、クラシックの新しい形を探しに率先して飛び出したからです。

ですので、ジャケットだけでなく、ブルゾンやパンツやニットのバリエーション、毎季一新されるカプセルコレクションなど、ここの提案力と制作力にはいつも驚かされます。

様々なハイブランドのOEMを請け負っているだけに、それらの物づくりの精度も高く、またそのスタイリングなどPRの提案力も、この業界の中では長けています。

今期の「NATIVA」と言われるカプセルコレクションは、伝統的な本物のエレガンスと革新的な加工や繊維の使用により、温もりと着心地の良さ、洗練された感覚の洋服を作り上げ、伝統と革新の融合をテーマにしています。

イタリアもパリも次はブラウンの要素は色濃く出てきます。
モードブランドの方が、こういったトレンドは早いのですが、クラシックブランドも早々に取り入れ、新しい物への対応も大きく変わってきていると思います。

LARDINIは、ドレス特有のオーセンティックさを維持しながら、洗練さを取り入れ、個人的にも『新しいイタリア』を強く感じました。
凄く良いコレクションでしたので、何とかしてこの世界観を自店舗で少しでも表現して行きたいと思います。

続いて、BERWICHのショールーム。
こちらも初めてお伺いします。

見たことの無いモデルが多数並んでおり、圧倒的なバリエーションです。
ですが、馴染みのあるモデルは一切ありません。
このブランドは生粋のファクトリーブランドですので、企画ありきで新しいモデルが生まれてきます。
代理店であるAMANさんが日本人に合う物を企画し、日本のマーケットとの融合を試みてきたことが良く分かります。

弊社としても、2026年春夏はより強化していくブランドです。
何をするというより、gujiのパンツの顔として、いつお客様がご来店されても、しっかり品ぞろえを感じてもらえれるように、オーダー内容のアップデートをさせています。

出来れば、新しい形も考えて行きたいですね。

そして、イタリア最後は100周年を迎えるFINAMOREです。
圧巻なCARLO RIVAのディスプレイは、凄いの一言でした。

お話を聞いていると、ドレスシャツの着こなしの幅も変えて行きたいと。
決まり決まった着こなしでしか表現できない今迄の固定観念を捨て、ウォッシュのかかったドレスシャツや色バリエーションなどで、新たな幅を提案していました。

やはり、『新しいイタリア』を発信しています。
これは、今回一日しか行けなかったイタリアでしたが、僕に一番に響いた感覚でした。
この感覚は今回の出張の一番大きな収穫だと思っています。

イタリアの物つくりは世界一だと言っても過言では無いでしょう。
今迄のイタリアが良かったからこそ、これを継承させるためには、新しい形は必須です。
であれば、イタリアを代表するブランドがこういったことを口に出し、形に作り上げて行くことはとても大切です。
それを僕達の店舗がどのように表現して行き、お客様に伝えて行くのか。
今後のことを、凄く前向きに考えることが出来た一日でした。

帰りは急いで空港に向かい21時の飛行機でパリへ。
そこから電車で帰り、あまりにも疲れたのか、2人共寝落ちしました、、
シャワーのお湯が出たのは良かったですが…笑

そして、次の日からのパリのファションウィークに続きます。
8日更新のパリ編もご覧ください〜


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