出張報告
2026春夏プレコレクション
こんにちは。
gujiアシスタントバイヤー前澤です。
先日のblogで小林が書いていたように、仕入れチームが新体制になり、2026春夏の仕入れから新しい体制で仕入れを行っています。
僕も今までの仕事はもっと精度を上げていきながらも、よりsalottoを中心にということでやらせていただくためにこの一年が頑張っていきます。
またドレスファッションを継承・発展させていくためにクラシックに敬意を払いつつ新しいクラシックを提案して盛り上げいけたらと思います。
先日、久しぶりに出張に行かせていただき、新体制チームでの仕入れをしてまいりましたので、本日はそちらの模様を少しご紹介させていただきます。
深谷秀隆氏が1999年フィレンツェでスタートしたブランドil micio(イル ミーチョ)。
僕も大好きブランドでして、毎シーズン提案が楽しみなブランドです。
26春夏シーズンは改めて編み込みのBOHOシリーズをメインにピックアップしてきました。
プルタブのようなパーツを一つずつ丁寧に編み込み、かなり面倒な作業になりますので、小さいものでも一つ作るのに数時間がかかるそうです。
その分そのプロダクトから出ているオーラは凄いものがあり、魅了される雰囲気がありますね。
バッグと並び人気の高いベルトも展開予定でして、個人的にも愛用しており、garohなどニュークラシックなスタイルをするときに良いニュアンスのベルトです。
新しいクラシックを提案していくgujiですが、il micioのバッグやベルトが凄く相性が良いなと思います。
続きましてsalottoセクションよりFrancesco Marino(フランチェスコ マリーノ)のネクタイをピックアップしてきました。
Francesco Marinoは配色やデザインが他にはないものが多く、独特なのですが合わせたい中毒性のあるネクタイでして、こちらも個人的に大好きなブランドです。
こちらのブランドは色の出し方など、少し柄が強いなという時にも臨機応変に僕たちのリクエストにも応えてくれます。
その臨機応変さが僕たちの提案するスタイルにマッチングして、いつも僕たちの我儘を聞いてくれるブランドって凄いな思います。
そういう意味でも同ブランドは僕たちに欠かせないネクタイブランドでして、salottoのスタイルを良い塩梅で色付けてくれます。
このシーズンでも“meno contrasto”というコントラストを抑えて、柄を誇張するのではなく沈み込ませるイメージのものをご用意する予定ですので、是非ともお楽しみしていて下さい。
先日の髙階手帖でもご紹介しておりましたAlfonso Sirica(アルフォンソ シリカ)。
ほぼフルハンドで身体に吸い付くような着心地が最高でして、僕も好きなブランドの一つです。
春夏らしいドライなタッチやリネン混を中心に軽さのある生地をピックアップしてきました。
柔らかな仕立てにこのような生地は相性抜群で、良い意味でナポリ過ぎないようなモダンな生地提案もここの面白いところです。
初めてダブルスーツも展開しようか検討中でして、こちらも乞うご期待下さいませ。
最後は僕たちの愛するBelvest(ベルベスト)です。
2025SSよりsalottoだけでなくbalconeでも展開し、2025FWからはその幅を増やしております。
確実に今までのクラシックだけでなく、新しいクラシックを提案しているブランドです。
ネクストジェネレーションに向けてのラグジュアリーとは何かを追求しており、最高の仕立ての良さはそのままに、カバオールやシャツジャケットなど現代にフィットしたモデルの提案は本当に素晴らしいなと思いました。
その中でもこれは!と満場一致したのがこちらのコート。
ジャケットインザボックスの作りでコートにしており、着心地の良さはもちろんの事、たっぷりとしたドレープを感じて、歩くと靡く優雅さが最高でした。
改めて、Belvestの凄さを感じましたし、やはり好きなブランドですので、僕たちも今後大切にアップデートさせた提案をしていこうと思います。
『balcone di guji blog』本日更新しました。