『gujiの縁側』極私的収集物19 ~ORBIUM(オルビウム)アトリエジャケット編~
オンライン担当の西出です。
もう既に始まっている新動画時代において、既に出遅れている感のある私たちguji・・・汗
B.R.CHANNELには準レギュラーみたいな感じでクリ坊、スポット登場で宮もっちゃん、ニューカマーのペペロンと登場人数を増やしてはいますが、自社制作の物はありません。
最近各社こぞってオリジナルの動画コンテンツを作っていますが、私たちもそろそろかな・・・と思いつつ、どうすれば私たちらしい動画になるのか?というのを考えていると、なかなか前に進みません・・・汗
そもそも動画よりも画像やテキストに慣れ親しんで生きてきていますし、テレビショッピング的なコンテンツにはどうしても商売感を強く感じてしまい一歩引いてしまう・・・、でも、そんなことよりも良いものは良いとストレートに伝えることのほうが重要かな・・・と思ったり、物の良さを伝えるよりも生産背景や取材のところを強く押し出す方が共感してもらえるのでは?と思ったり。
店内やスタジオなんかで仕上がった商品の良さをお伝えするよりは、手間と時間、費用は掛かりますがやっぱり現地に行って商談の風景やこだわりの生産背景をお伝えしたいな・・・なんて考えますが、生産者の方では企業秘密も多いと思いますし、そうなると見せられないことが結局多くなってしまうのかも。
とはいえ、まずは何かやってみるということが重要かな・・・と思い、購入したGoPro8を使って少しずつ裏動画(いかがわしいものではありません 汗)を作成中。
少しずつアクセサリーも揃いていき、環境を整えてクオリティをアップしていきたいと思います。
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ということで本題はORBIUM(オルビウム)のアトリエジャケットです。
これは全くの想定外といいますか、購入予定には入っていなかったアイテムで、たまたま機会があって尋ねてみたところ「在庫がある」とのことでした・・・。
その機会とは先日guji大阪店にて行われた、デザイナーの中込氏による勉強会(画像紛失 汗)。
氏の語る詩的な言葉遣い?に酔いしれまして、その場で取り寄せを願い、晴れて入手となりました。
そもそも欲しいものがオーダーに乗らない場合は個人オーダーしてでも手に入れる・・・というスタイルの私、実はこのダブルフェイス生地を用いたアトリエジャケットのことは展示会の時に「ないんですか?」と確認していました。
でも。その時は「アトリエジャケットにはダブルフェイス生地は乗らない」と仰っていたのであきらめていたわけなんですが、これはその時に聞いた生地よりも少し厚手のタイプ?のようでして、こちらならあるとのことで購入しました。
生地のタッチは入荷済みのジャケットと同じなのでわかっていましたし、シルエットも48サイズは試着済みなので理解しています。
ここで悩んだのがワンサイズ上げてみてはどうか?ということ。
48でジャストに着るか、ワンサイズ上げて50でゆるりと着るか・・・。
悩んだ結果、50サイズにすることにしました。
ちょっとゆとりがあって、かといってビッグシルエットといいますか、オーバーな感じになり過ぎないバランス。
アームが適度に緩く、タポッとした感じですがそれがまた丁度良い感じです。以前はアームは細ければ細いほどスッキリ見えてキレイと感じていたのに不思議です・・・。
で、袖丈は長いと折り返して着るスタイルが推奨されていますが(裏の配色になった生地がチラッと見えるので)、個人的にはあまり好きではないのでお直しすることにしました(↑の写真は既に修理済みの袖丈です)。
いつもお世話になっている心斎橋リフォームさん、接結ダブルフェイスのいわゆる「リバー仕立て」にも対応してくれます。
リバー仕立てとは生地を二枚重ねたリバーシブル生地の端処理を、二枚の生地を開いて内側に挟み込み手縫いで仕立てる方法。
手間がかかり、テクニックも必要なので簡単には対応できない仕立てなんですが、綺麗に仕上げてくれました。
この感じ↑
良いですね、スッキリです。
という事で先日の東京出張にも早速着て行きましたし、今日も羽織ってデスクワークをしています。
中込氏の手掛けるアイテムはCOHERENCEのコート、そしてORBIUMのジャケットと男性をエレガントに見せてくれるアイテムばかりでして、全てにストーリーがあり、大量生産品にはない味と深みがあります。
モノ消費よりコト消費というのが叫ばれている昨今、洋服を買うということはモノ消費のように考えられがちですが、このレンジになってくると完全にモノを媒介にしたコト消費かと。
中込氏の姿を拝見していると、その辺りに対応できるブランドや販売店が生き残っていくんだな・・・と考えさせられます。