2020.07.30
スニーカーとは違い、新しい風が吹きにくいイメージのレザーシューズ界隈。
そんな中、ここ数シーズン業界人の間で本格的なブームを巻き起こしているブランドがあるのはご存知でしょうか?
その名はBaudoin & Lange(ボードインアンドランジ)。
ロンドン発の新進気鋭ブランドで、日本に本格上陸して以降ファッションバイヤーを中心にジワリジワリと火がつき始め、現在は有名セレクトショップを中心に取扱いもかなり増えており、本国イギリスでは素晴らしい直営店もあるんです。
毎シーズン、フィレンツェで行われる世界最大級のファッション見本市”ピッティウォモ”においても、会場のいたるところで履いている方を見かけるというほど人気っぷりで、日本の有名ショップバイヤーにも愛用者が多いBaudoin & Lange(ボードインアンドランジ)。
なんと表現すればイメージが伝わるのか悩ましいところですが、とても高貴な雰囲気なのにお堅い感じではなく、どこかリラックスした空気感があるんですよね。
それではより詳しく見ていきましょう。
ヨーロッパ貴族の室内履きがルーツとされるベルジャンシューズ。
ロンドン発のBaudoin & Lange(ボードインアンドランジ)は、イギリスやフランスのビスポークシューズからインスピレーションを得て、EDWARD GREEN(エドワードグリーン)を手掛けていた熟練職人の手によって生み出されています。
オールハンドメイドで仕上げられた、そのエレガントで美しいルックスから「世界一のベルジャンシューズ」と称される同ブランド。
作りとして特徴的なのが、基本全てのモデルがアンライニングで履き心地が軽く、一般的なローファーのそれとは全く違う点。強いて言えばバレエシューズやモカシンを履いている感覚に近いでしょうか。
そんな軽い履き心地でありながら、最上級クラスのエレガンスを感じさせてくれるルックス。
まぁとにかく洗練されていてもの凄く洒落た雰囲気なんです。
ちょっとここまではざっくりとした表現でその魅力を伝えてきましたが(汗)、Baudoin & Langeのオリジナリティーやディティールについては、本国のサイトで3つのポイントが挙げられてます。
◇ 裏地がなく足への馴染みがとても柔らか。オーダーメイドシューズのようなフィット感があり、履きこむことでより良いものへと変化していく
◇ 地元の熟練職人によって鞣された最高級のグレインレザーを使用。しなやかでなめらかな肌触り、そして一定の耐水性と通気性を維持できるような鞣しが施されている
◇ 人体工学に基づいてつくられたインソールは、歩行の衝撃を吸収する特殊な設計がされており、忙しくアクティブな方にも快適な履き心地を提供
見た目重視で履き心地は二の次…ではなく、レザーやコルクなど4つの層で構成されたソールは、クッション性があるにも関わらず見た目にもスマートで薄く、美しさと快適性の両方を兼ね備えているんですよね。
ちなみに今シーズンからマイナーチェンジ?があり、以前はその柔らかさ故に履いていない状態だとフニャッとしがちだったのが、新しいものは踵に薄~い芯が入っており、フォルムがしっかりとキープされる様になっています。
芯なしモデルと比べて、気持ち革靴感が強いほうが良いという方はこちらがオススメ
特に人気が高いとされるモデルは2つ。
国内で取り扱いの多いショップでのラインナップを見ると、タッセル付きのタイプと装飾が何もないプレーンなデザインのタイプの2種類がメイン。
履いている方はこれら2タイプであることが大半。どっちも本当に魅力があって見れば見るほど心を持っていかれます・・・
悩み抜いた末にどちらかを買っても、選ばなかった方も結局後から気になってしまって2足目を買う…という方が続出するほど、洒落者を虜にしてしまう魅力があるんですよね。
最高品質のレザーを使用し、熟練職人の手によって一つ一つ丁寧に作り上げられた正に至高の逸品。
見た目の美しさだけでなく、様々なこだわりが隠されています。
モデルの型数は限られてはいるものの、素材とカラーの組み合わせで考えると結構なバリエーション。
店頭のディスプレイを見て、その豊富なラインナップが故に良い意味で悩んでしまう方も…。
取り扱いのある種類など、なかなか全貌がつかめない…という方もいらっしゃると思いますので、事前にある程度把握して頂ける様オススメのモデルをいくつかピックアップ。
クラシックなスーツスタイルからベーシックで落ち着いたイタリアンカジュアルまで、足元をBaudoin & Langeにするだけでガラッとモダンなイメージに変えてくれる、そんな魔法の様な力を持っていて、一度ハマると容易には抜け出せないのがBaudoin & Lange沼・・・
そんな底の見えない深~い沼ドップリハマってしまったスタッフが弊社にも大勢いますが、中でもボードインマスター的な存在である数名から、これまで愛用してみて感じた事などのリアルコメントをもらえましたので最後にご紹介しておきます。
「ちょっと短時間では語りきれないほど魅力溢れるシューズでして、やはりまずはその使い勝手の良さでしょうか。
ドレスやカジュアル、そして季節までも問わずとても幅広いジャンルの着こなしに取り入れる事ができて、スタイリングのイメージをグッとモダンで洒落た雰囲気にしてくれるんですよね。
スーツスタイルにもバッチリハマるのはもちろんなんですが、個人的にはハイカジュアルな着こなしといいますか、ちょっとユルい感じのバランスのバルコーネスタイルに合わせた時の雰囲気がすごく気に入っています。
芯なしタイプは馴染みが良い分、履いていくと若干サイズアップするので、それを踏まえてサイズを選んで頂くのが良いかと思います。 今シーズンから芯入りも登場していますので、どちらがご自身のスタイルに合うのかは是非履き比べてみて下さい。
とにかく洗練されていて洒落ているのに堅い雰囲気がなく、パンツのシルエットはスリムにもワイドにも相性抜群。
クラシックがベースにありつつ、今の時代の空気感を捉えたこのクリエーションセンスには、本当にただただ驚かされます。」
「ボードイン&ランジ。このブランドがここまでブレイクしているのは「時代に上手くマッチした一足」という点が挙げられると思いますね。
ドレスシューズのトレンドを振り返ってみてもレースアップシューズからスリップオン、またローファーへとその人気は大きく舵を切り より軽快さと抜け感が長らく求められてきたわけですが、そんなタイミングでデビューしたという点も大きかった。
しかもクロケット&ジョーンズのキャベンディッシュに代表されるようなこの手のシューズのヒットアイテムよりも、もっと軽妙でミックスコーディネイトに取り入れやすいスタイルというところも凄くウケたわけです。
ただその本質はやはりホンモノという点が大きなポイント。極限まで薄いコバや美しいカーブのピッチドヒールなどのディテールはそれまでの英国靴のイメージと違いビスポークシューズの気品やエレガンスを漂わせます。
そしてそこに優雅なライフスタイルや「インテリジェンス」すらまでも感じさせてくれるんですよね。
なにより質実剛健な英国の高級既製靴の名門エドワードグリーンを出自とする職人がこういった物を生み出しているというそんな背景も面白いところです。
「履き心地の良さは大きな魅力ですよね。この薄さと軽さで、実際まあまあ足の裏で地面を感じるんですが、それにもすぐ慣れて、どれだけ歩いても疲れを感じにくいんですよね。不思議です。
イタリア出張や東京出張の際かなり歩くんですが、スニーカーと同じくらい・・・というと大げさに聞こえるかもしれませんが、ほんとにそのくらい楽でして、久しぶりにAldenなんか履くと、「あれっ、こんなに感じだったっけ?」と思うくらい。
決してAldenがしんどいわけではないんですよ、BAUDOIN & LANGEがラク過ぎるんです。
で、非常にしなやかなレザーを使っているので足当たり、馴染みが良く、履き始めから噛みつかれることがないんです。
なので、気が付けばBAUDOIN & LANGEばかり履いてしまうので、逆に履き過ぎないよう注意が必要なほど・・・。あとは、弊社のサイトやスタイリング画像を見て頂くとわかりますが、結構な頻度で合わせていますよね。
要するに、コーディネートの汎用性が高いんですね。ビジネス、フォーマル、カジュアル、ドレス何でも合わせられてしまうんです。
靴自体にボリュームがないので主張し過ぎず、かといって埋没しない存在感があり、エレガント。私はWEBスタッフなのでほぼ店頭に立つことはなくなりましたが、セットアップスタイルだったり、CellardoorのシャーリングパンツやBERNARD ZINSのワイド、ストレートシルエットのデニムと合わせることが多いです。
トップスが何であれ、履くだけで上品にまとめてくれるんですよね。
guji及び系列店ringにおいて、そのほとんどのスタッフが所有しているという現状をみても、今後更なる人気と知名度を獲得し、モンスターシューズブランドへと成長していくであろう「Baudoin & Lange」。
同ブランド日本エージェントの担当者から、”西日本では屈指のラインナップ”というお墨付きを頂いている弊社オンラインストアで、是非お気に入りの一足を見つけて頂ければ幸いです。