2017.08.27
「キンチョーの夏、日本の夏」
夏の風物詩である某CMのキャッチフレーズですね。すでにring六本木店では日の沈み始める時間帯からそれを使用し始め、なんともホットする香りが風情を感じる夏本番。
そんな夏本番にファッション業界の一つの楽しみと言えば新作秋冬商品の入荷にほかなりません!
実際、シーズン真っ只中に意中のアイテムを探しに行ったら既に完売・・・なんて経験された方も少なくないはずです(涙)。
それもそのはず。年々インポート商品のデリバリー状況も良くなり、10月末頃には秋冬の入荷はほぼ終わります。夏の暑さでリアリティーがなく買い物をするモチベーションにはならないかもしれませんが、まさに夏本番の今からが秋冬物を探し始めるには最適なんです。
そう、「ファッションの夏、日本の夏」
と言っても過言ではない時期が始まろうとしているのです!
そこで、いち早くレコメンドをご紹介すべくその第2弾はチェスターコート。冬のマストアイテムであるアウターを気温30℃前後の日に見て、触って、着てなんて・・・と感じる方もそうでない方も冬に纏う主役の一手の魅力を感じてみてはいかがですか?
シングルやダブルを始め、無地から柄物まで三者三様のチェスターコート。その中でもこの冬ring押しの一手はダブルのチェスターコート。元来、チェスターフィールド伯爵がはじめて着たのが最も有力な由来とされ、男性の外套として英国で流行ったアイテムは防寒着からの時代を経て、今では多くのファッショニスタ達が愛用する程。昨年はネイビーとチャコールグレーで展開をしていましたが、今年の一押しは何といってもキャメル色。
元々クラシックな印象の強いキャメルですが、今年の秋冬は多くのショップでもレコメンドカラーとしてアウターに限らず目にすることが多いはず。なぜなら、2017年1月に開催されたファッションの祭典PITTI UOMOを始め、コレクションブランドでもフォーカスされた事で最旬のトレンドカラーと言えるのです。
ビジネススタイルであればクラシックな様相のなかにエレガントな表情を魅せ、一方カジュアルスタイルであればお洒落上級者を演出できるという訳です。
そんなキャメルのチェスターコートの中で押しの一手は見覚えのある方も多いコチラのブートニエールと言えばLARDINI(ラルディーニ)。毎シーズンのトレンドを上手く表現し、イタリアファッションを好む方には切っても切れない存在の一つに違いありません。
そんなLARDINIのダブルチェスターの魅力と言えば、
イタリアらしい色気と英国的なディティール
が盛り込まれていること。
美しいくらいに綺麗に仕上げられた毛足の表情からは色気を。クラシックなダブルスーツには絶対条件ともいわれる6つボタンを採用し英国の伝統的な雰囲気を醸し出す一方で、カジュアルスタイルにもハマる良い塩梅の抜き加減のパッチポケット仕様。また、ダブルのポイントの一つと言えばラペル。コートに限ったことではないですが、一般的に胸板の薄い日本人はどうしてもワイドラペルに抵抗を感じてしまいがちです。ただ、10cm幅のラペルはそのボリュームを感じさせないディティールで英国の精緻さとイタリアの色気が同居するまさに完全無欠な一手なのです!
“REAL”には様々な定義があります。熟練された職人によって創り上げられる技術と魂の結晶、実生活に優しく寄り添ってくれる価格とクオリティのバランス。誰しも掲げる”REAL”は違えど、人々の心を豊かにする物こそが紛れもない”REAL CLOTHING”ではないでしょうか?
そんな”REAL”感じる一手を目の前に、男心がくすぐられていませんか?
クラシックとエレガントを兼ね備えたキャメルとは別に、モダンな色気を魅せるブラックも展開しています。夏本番の今、真冬に着る一手で悩みの種を思うのも悪くありませんよね?