『gujiの縁側』
COMOLI(コモリ)商品説明会

こんにちは。 gujiの高階です。

10月27日からguji大阪店でCOMOLI(コモリ)のPOPUPイベントを開催します。
納品された商品を一切店頭に出さず、出し惜しみをさせて頂き、ある程度の商品が集まった時点で一斉に出すだけのイベントなのですが、それが何故ここまで大掛かりなのか、、

COMOLIのお客様からの人気は、僕達が思っていた以上でした。
それを昨年の秋冬、今年の春夏の展開で強く感じたわけですが、店頭に並んでる間もほぼ無く売り切れるというケースが殆どでして、gujiの店頭で見られたことが無い方が殆どだったのではないでしょうか。

コロナ禍になり、オンライン販売をしていかなかったCOMOLIも、営業自粛などがある今だからこそオンライン展開が解禁されました。
それもあり、ショボ発注の僕達の在庫量では一瞬でした、、

それに、凄くジレンマを感じてたというか、折角良い物を展開したのに見て貰えない有難い悔しさもありましたので、仕入れのオーダーもまあまあ増やし、店頭販売解禁日も決め、イベントとして皆様に一同に見てもらおうというのが今回の趣旨です。

ですが、gujiのスタッフもCOMOLIの販売経験がほぼ無いのが現状です。

ならば、最大の努力をして最高の接客をする為に、デザイナーの小森氏にご来阪頂き初日説明会を開催致しました!

デザイナーの小森氏が取引店舗まで来店されて説明会を開催するのは今回で2回目みたいです。
とても有難いお話です。

そもそも展開のきっかけも、小森氏が大阪店にご来店された際に、「こんな所に、こんなカッコ良いお店があったんだ」と最上級に褒めて頂いたことで、インラインのCOMOLIの展開がスタートしました。

説明会では、色々な洋服を見て来て袖を通してきた大人の方こそ、COMOLIの良さが分かってもらえるのではと仰っていました。

小森氏が、元々大手セレクトショップのドレスのバイヤーとして世界中を飛び回っていた際、イタリアやパリに凄く憧れがあったそうです。
ですが、自分の体型にコンプレックスもあり、ドレスのスタイルがどうしても自分に合うと思えなかったそうで、それならば憧れのあるイタリアやパリの生地やデザインで自分のスタイルに合わせたモノづくりを始めたのが最初のきっかけです。

最初は、凄く少ないコレクションを持ち込みで営業に行っていたみたいですが、殆ど断られていたみたいです。
ご存知の通り、COMOLIのコレクションはサイズ感も緩く、着丈の長さなども今では当たり前のオーバーサイズシルエットですが、それがとても個性的に捉えられていました。

シャツで言えば、イタリアならではの首に吸い付くような方の傾斜のクオリティーはありながら、ドロップの無いウエストや着丈のバランス感はとても独特で、単なるオーバーサイズシルエットとは全く違ってきます。

とにかく着心地を重視したコレクションで、僕達が感じている以上に作り手は細かく考えておられました。

日本の毎年のファッションの需要が欧米からの流れに準じているのは、今も変わっていないのかもしれません。
ですが、日本と欧米では気候が確実に違います。
湿度、温度の違いで、同じ洋服でも体感は変わり、着心地も大きく変わってきます。
特に湿度とファッションは凄く密接に関わっているそうです。

小森氏は、その時に着たいと思える服を作りたいと根本的に思っている為、日本の気候に合わせた物作りと納品にしています。
特に端境期は日本と欧米では大きく変わってきますので、それは納得が出来る話ですよね、、

スタイルに関しても拘りがあり、縦のシルエットをとても大切にしています。

ベルトなど、違う色や素材で横の線を入れることでスタイルが割れてるように感じるとのことで、COMOLIのコレクションでのベルトループが付いている商品には共生地のベルトが付いていたり、ノーベルトでの提案であったり、ドローコードで縛るスタイルを推奨しています。
確かに、小森氏もいつも1トーンなスタイルが多く感じます。

どの時代もセットアップは着やすいですし、楽ですし、スタイルがそれでほぼ完結されます。
オールインワンの商品が常にコレクションに並んでいるのも、それが理由とか、、

デザイナーの感覚って、単純明快で僕はとても好きです。
そこに大した理由は無く、これ良くない?と投げかけてくる感性に僕はとても共感してしまいますし、欲しくなってしまいますね〜

古着が大好きなデザイナーだけに、古着屋さんが見て戸惑うぐらいの加工とナチュラルな風合いを大切にした作り込みの商品もコレクションに多数あります。
定番のデニムジャケットやデニムベルデットパンツなどは、それにあたります。
その他にも、40インチぐらいのLEVI’S 501のワタリをベースに作り上げたバギー調のデニムパンツなど、イベント時にはそう言った商品もしっかり並んできますので楽しみにしていてください。
骨董品や錆びたものや枯れた物に美を感じる方にはこの良さを感じでもらえるのではないでしょうか。。

また、あの定番のタイロッケンコートも、最初はタイロッケンにする予定じゃなかったみたいです。
カッコ良いトレンチコートを作りたいと思って、無駄な物を排除したり、肩付けなどを変えて行った結果が、今やCOMOLIの代名詞になっているあのコートみたいです。
そもそもタイロッケンコートは、トレンチコートの原型と言われています。
物は機能向上などが考えられ進化していきましたが、シンプルで分かりやすく、美を感じる物は原型に戻るんだということですね〜

その他にも、カシミア等上質なイタリアのファブリックに洗いを掛けたり、わざと斜行を感じるデザインにしたりと、イタリアの良さをCOMOLI流に表現したコレクションは、ブランドの色が出ていて見ているだけでも面白いコレクションですので、イベントでは一同に体感できるのではと思っています。

と、こんな感じで色々とご説明頂きました!
gujiのお客様は色々な物を見て袖を通してこられたと思います。
だからこそ、この”なんかいいなぁ”の感覚のあるCOMOLIは気に入って頂けると思います。

物の細かい説明も嬉しかったのですが、何よりも小森氏の物への考え方を感じられたのが一番良く、刺激的でした。

最後の質問コーナーで、弊社代表が、
「小森さんに妥協はあるんですか??」
とお伺いしたら、
「僕、出来る限り働きたくないんです。。でも、どうしても服を作りたくなってしまうんですよね、、」
と仰ってたのが印象的で、なんか深くて凄くカッコ良いなと思いました笑

COMOLI POPUP
10月27日〜11月10日
guji大阪
通販サイトはguji onlineshopのみで10月27日20時から公開
事前や当日の取り置きは一切受け付けておりません。

是非、宜しくお願い致します!!!


balcone di gujiと縁のあるブランド、デザイナーに迫ってきた虎の穴シリーズ。今回はLa favola(ラファーヴォラ)のデザイナーである平 剛氏が登場!

《balcone Instagram毎日更新中!》

明日は、商品紹介です!

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